英語学習では、「prove them wrong」のような表現を見たときに、「なぜthemなのか」「itではだめなのか」と疑問に感じることがあります。特に目的語が人や物のどちらを指しているのかを理解することは、英文の意味を正確につかむうえで重要です。
この記事では、「decided to prove them wrong」という表現を例に、proveの使い方や「them」と「it」の違い、なぜthemが使われるのかを分かりやすく解説します。
prove them wrongの意味とは
「prove them wrong」は、「彼らが間違っていることを証明する」という意味です。
英文の構造を分解すると、以下のようになります。
prove + 人 + wrong
この形では、「人に対して、その人の考えや判断が間違っていると証明する」という意味になります。
今回の文章では、「Bella and Edward, determined to be together, decided to prove them wrong.」なので、「ベラとエドワードは、一緒にいることを決意し、周囲の人たちが間違っていることを証明しようと決めた」という意味になります。
なぜthemでitではないのか
ポイントは、「間違っている」の対象が何なのかです。
文章の前半では、「Their families didn’t approve of their friendship.」とあります。つまり、家族たちは二人の友情(関係)を認めず、「能力の違いが問題を起こす」と考えていました。
ここで間違っているのは、単なる一つの事実や考えではなく、「家族たちの考えや判断」です。そのため、対象は人を表すthemになります。
一方で、itは通常、物事や状況、考えなどを指します。そのため、「家族」という人を直接指す場合には使えません。
prove it wrongが使える場合
では、「prove it wrong」は間違いなのでしょうか。実際には、状況によっては使うことができます。
例えば、以下のような場合です。
The theory was considered incorrect, but the experiment proved it wrong.
この場合、「その理論は間違っていると考えられていたが、実験によってそれが間違いだと証明された」という意味になります。
ここでの「it」は「the theory(その理論)」という物や考えを指しています。そのため、対象が人ではなく、意見・予想・理論などの場合にはitが自然です。
prove + 人 + wrongの文法ポイント
「prove them wrong」は、英語でよく使われる「prove + O + C」という形です。
これは「O(目的語)がC(補語)であることを証明する」という構文です。
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| prove him wrong | 彼が間違っていると証明する |
| prove her right | 彼女が正しいと証明する |
| prove the idea useful | その考えが役立つと証明する |
この形では、目的語が人の場合、「その人の判断や考えが正しいか間違っているか」を表現できます。
themは誰を指しているのか
今回の英文での「them」は、直前に出てくる「their families」を指しています。
つまり、「家族たちは二人の関係を認めなかった。その家族たちの予想が間違いだと証明する」という流れです。
英語では、直前の名詞だけを見るのではなく、文章全体の意味から代名詞が何を指すのかを判断する必要があります。
まとめ|prove them wrongは人の判断が間違いだと証明する表現
「decided to prove them wrong」のthemは、二人の関係を否定した「their families」を指しています。
「prove it wrong」でも文法的に成立する場合はありますが、その場合のitは物事や考え、理論などを指します。今回の文章では、間違っている対象が家族の判断なので、themが適切です。
英語の代名詞は単純に直前の単語を置き換えるだけではなく、「誰の何を指しているのか」を考えることで、より正確に意味を理解できます。


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