花の根元に口を差し込んで蜜を吸っている黒っぽい青色の虫を見かけると、蜂なのか別の昆虫なのか気になることがあります。特に体長が3〜4cmほどあり、金属のような青黒い色をしている昆虫は目を引きます。
この記事では、花の根元から蜜を吸う昆虫の種類や特徴、似た姿をした虫との違いについて解説します。写真がない場合でも、観察した特徴から候補を絞るためのポイントを紹介します。
花の根元から蜜を吸う虫は珍しくない
花の蜜を吸う昆虫の多くは、花の中心部にある蜜腺まで口を伸ばして吸蜜します。しかし、すべての昆虫が花の正面から蜜を取るわけではありません。
一部の昆虫は、花びらの間や花の根元部分に口器を差し込んで蜜を吸います。これは、花が用意した蜜の場所へ効率よく到達するための行動です。
例えば、口の長いハナバチ類や、一部のハナアブ類、チョウ目の昆虫などでは、花の構造に合わせた吸蜜行動が見られます。
黒っぽい青色で大きな蜂のような虫の候補
黒色から青銅色、青紫色の光沢を持ち、体長が3cmを超える昆虫として代表的なのがクマバチ類です。
クマバチは丸みのある大きな体を持ち、黒い体に光沢があるため、見る角度によって青みや紫がかった色に見えることがあります。春から秋にかけて花の周辺でよく見られ、蜜や花粉を集めています。
ただし、クマバチは一般的なミツバチのような細長い腹部ではなく、全体的にずんぐりした体型をしています。そのため「蜂より腹が丸くない」という印象とは少し異なる可能性もあります。
候補になる昆虫「オオハナアブ」やハナアブ類
蜂に似た黒っぽい昆虫として、ハナアブの仲間も候補になります。ハナアブ類は蜂に似た模様や色を持つことで、外敵から身を守る擬態をしている種類があります。
種類によっては体長が2〜3cm以上になるものもあり、光沢のある黒色や青みがかった体を持つ個体もいます。
ハナアブは蜂とは違い、針を持たず、人を刺すことはありません。花の周辺を飛び回り、蜜や花粉を食べる重要な送粉者です。
青黒い金属光沢を持つ昆虫「ルリチュウレンジ」などの可能性
黒青色や青緑色の金属光沢を持つ昆虫には、ハチ目の中にもさまざまな種類があります。
例えば、ルリチュウレンジのような青黒い光沢を持つ昆虫は、見た目が蜂に近く、花の周辺で見られることがあります。
ただし、花の蜜を吸う行動や体長、体型を考えると、大型のハナバチ類やクマバチ類のほうが可能性は高いと考えられます。
虫の種類を見分けるための観察ポイント
写真がなくても、いくつかの特徴を確認すると昆虫の種類を推測しやすくなります。
- 体の大きさ(1cm程度か、3cm以上あるか)
- 体型(細長いか、丸くずんぐりしているか)
- 羽の色や飛び方
- 毛が多いか、つるっとしているか
- 花への近づき方や蜜の吸い方
例えば、体が丸く毛で覆われていて、羽音が大きく、花の周りをゆっくり飛ぶ場合はクマバチの可能性があります。一方、体が細めで蜂のような模様がある場合はハナアブ類の可能性があります。
瀬田川沿いのような環境で見られる可能性
川沿いや植え込みには、多くの花や植物があり、それを利用する昆虫も集まります。特に春から秋にかけては、ハナバチやハナアブなどの吸蜜昆虫が活発に活動します。
都市部の公園や河川敷でも、大型の蜂に似た昆虫を見る機会は珍しくありません。自然が残る場所では、複数種類の吸蜜昆虫が同じ花を利用していることもあります。
そのため、花の根元から蜜を吸っていたという特徴だけでは一種類に断定することは難しいですが、黒青色で3.5cmほどという条件からは大型のハナバチ類が有力な候補になります。
まとめ|花の根元で蜜を吸う黒青色の虫は大型ハナバチ類の可能性が高い
花の根元に口を差し込んで蜜を吸う昆虫は複数存在し、その行動自体は珍しいものではありません。
黒っぽい青色、約3.5cmという大きさ、蜂のような見た目という特徴からは、クマバチなどの大型ハナバチ類や一部のハナアブ類が候補として考えられます。
昆虫は光の当たり方や見る角度によって色の印象が変わるため、次回見かけた際には横からの姿や羽、体の毛の有無を観察すると、より正確に種類を判断できるでしょう。


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