「hear+目的語+動詞の原形」が正解?She heard the phone ring の文法を詳しく解説

言葉、語学

英語の穴埋め問題では、動詞の後に続く形として「to不定詞」「動名詞」「原形不定詞」などのどれを選ぶかが重要になります。特に知覚動詞と呼ばれる動詞の後ろでは、一般的なルールとは異なる形が使われるため注意が必要です。

この記事では、「She heard the phone【】in the vacant house.」という英文をもとに、正しい答えと知覚動詞の使い方を分かりやすく解説します。

英文の意味から考える正しい形

問題の英文「She heard the phone【】in the vacant house.」は、「彼女は空き家の中で電話が鳴るのを聞いた」という意味になります。

この文章で重要なのは「heard」という動詞です。hearは「聞く」という意味を持つ知覚動詞で、その後ろには特別な文法パターンが使われます。

知覚動詞では「hear+目的語+動詞の原形」という形を使うことができるため、この問題の答えは② ringになります。

知覚動詞では動詞の原形を使うことができる

知覚動詞とは、見る・聞く・感じるなど五感に関係する動詞のことです。代表的なものにはsee、hear、watch、feelなどがあります。

これらの動詞の後ろでは、「目的語+動詞の原形」という形を使い、「その動作全体を知覚した」という意味を表せます。

例えば、「I saw him run.」は「私は彼が走るのを見た」という意味になります。

同じように、「She heard the phone ring.」は「彼女は電話が鳴るのを聞いた」という意味になります。

ringingではなくringになる理由

選択肢①の「ringing」も文法的に完全な間違いではありません。知覚動詞の後ろでは「目的語+現在分詞(〜ing)」の形も使うことができます。

例えば、「She heard the phone ringing.」と言うと、「彼女は電話が鳴っているところを聞いた」という意味になります。

ただし、「ring」と「ringing」では少しニュアンスが異なります。

表現 意味
hear+目的語+動詞の原形 動作の最初から最後まで聞いた、または動作そのものを認識した
hear+目的語+動詞ing 動作が進行している途中の状態を聞いた

今回の問題では「電話が鳴る音を聞いた」という単純な出来事を表しているため、ringが最も適切です。

to ringが不正解になる理由

③の「to ring」は、「〜するために」や未来の動作を表すto不定詞で使われることが多い形です。

しかし、hearなどの知覚動詞の後ろでは通常「目的語+to不定詞」の形は使いません。

例えば、「I heard him to sing.」という表現は不自然で、正しくは「I heard him sing.」となります。

of ringingが使えない理由

④の「of ringing」は、「〜について聞く」という意味の表現ではありません。hearは基本的に直接何かを聞く場合に使われるため、「hear+目的語+of」という形にはなりません。

例えば「I heard of the news.」なら「私はそのニュースについて聞いた」という意味になりますが、これは「hear of」で「噂や情報を聞く」という別の表現です。

今回の場合は、空き家の中で実際に電話が鳴る音を聞いたという状況なので、「hear+目的語+動詞の原形」が適しています。

知覚動詞の使い方を覚えるポイント

知覚動詞の問題では、「目的語の後ろに何が続くか」を意識すると判断しやすくなります。

基本形は以下のように覚えると便利です。

  • see+人+動詞の原形(人が〜するのを見る)
  • hear+人・物+動詞の原形(人・物が〜するのを聞く)
  • watch+人・物+動詞の原形(人・物が〜するのを見る)

また、動作の途中を強調したい場合は「動詞ing」を使うこともあります。

まとめ

「She heard the phone【】in the vacant house.」の正解は②の「ring」です。

hearは知覚動詞であり、「hear+目的語+動詞の原形」という形を取ることができます。そのため「電話が鳴るのを聞いた」という意味では「heard the phone ring」が自然な英文になります。

英語の穴埋め問題では、単語の意味だけでなく、動詞ごとの決まった文型を理解することが正解への近道です。

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