「as often as not」の意味と使い方|英文1・2の違いから正しい表現を解説

英語

英語表現の中には、単語を直訳しただけでは意味が分かりにくいものがあります。「as often as not」もその一つで、英文読解では重要な熟語表現として扱われます。

この記事では、「as often as not」の意味や使い方を確認しながら、「The baby crawled about on the floor as often as not picking up pieces of cakes that had fallen there.」と「The baby crawled about on the floor as often as picking up pieces of cakes that had fallen there.」の違いについて解説します。

「as often as not」の意味とは

「as often as not」は、「しばしば」「かなりの頻度で」という意味を持つ慣用表現です。直訳すると「そうでないことと同じくらい頻繁に」となりますが、実際には「たいていの場合」「往々にして」という意味で使われます。

例えば、「He is as often as not late for work.」という文は、「彼はたいてい仕事に遅刻する」という意味になります。

この表現は「often(頻繁に)」を強調した表現であり、日常会話よりも文章や文学的な表現で見られることが多いです。

英文1「as often as not picking up」は正しい表現か

1番の英文「The baby crawled about on the floor as often as not picking up pieces of cakes that had fallen there.」は、文法的には成立する可能性があります。

ここでの「as often as not」は、「その赤ちゃんは床を這い回ることがよくあり、その際には落ちたケーキのかけらを拾っていた」という意味になります。

「picking up」は分詞構文のように使われており、「そしてその時、ケーキのかけらを拾いながら」という付加的な動作を表しています。

つまり、この文は「赤ちゃんは床の上を這い回り、しばしばそこに落ちていたケーキのかけらを拾った」というニュアンスになります。

英文2「as often as picking up」はなぜ不自然なのか

2番の英文「The baby crawled about on the floor as often as picking up pieces of cakes that had fallen there.」は、不自然な表現になります。

理由は、「as often as」の後ろに比較対象が必要だからです。「as ~ as」は基本的に「~と同じくらい」という比較を表す構造であり、「as often as picking up」だけでは何と頻度を比較しているのかが不明確です。

例えば、「He visits us as often as he visits his parents.(彼は両親を訪ねるのと同じくらい頻繁に私たちを訪れる)」のように、比較対象となる内容が必要です。

そのため、2番の英文では「as often as」の使い方として適切ではなく、意味が取りにくい文章になります。

「as often as not」と「as often as」の違い

「as often as not」と「as often as」は、見た目が似ていますが役割が異なります。

表現 意味 特徴
as often as not たいてい、往々にして 慣用表現で比較対象は不要
as often as ~ ~と同じくらい頻繁に 比較対象が必要

「as often as not」は一つの決まった表現として覚える必要があります。一方、「as often as」は通常の比較表現として使われます。

例えば、「I go there as often as possible.」は「可能な限り頻繁にそこへ行く」という意味であり、「not」を伴う慣用表現とは別の使い方です。

英文を自然な日本語に訳すとどうなるか

1番の英文は、状況を考えると以下のように訳すことができます。

「その赤ちゃんは床の上を這い回ることが多く、その際には、そこに落ちていたケーキのかけらを拾っていた。」

ただし、「as often as not」は少し硬い表現なので、現代的な英語では「often」や「usually」などで表現されることもあります。

また、「pieces of cakes」という部分は文脈によっては「pieces of cake」の方が自然な場合があります。「cake」は不可算名詞として扱われることも多く、切り分けた一部分を表す場合には「pieces of cake」とすることが一般的です。

まとめ|「as often as not」は頻度を表す慣用表現

「as often as not」は「たいていの場合」「往々にして」という意味を持つ熟語であり、後ろに比較対象を置く必要はありません。

そのため、提示された英文では1番の「as often as not picking up」の方が意味を取りやすく、2番の「as often as picking up」は比較表現として不自然になります。

英語では「as ~ as」の形を使った表現が多くありますが、慣用表現として独立した意味を持つものもあるため、形だけではなく使われ方を覚えることが重要です。

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