顔のイラストは目から描くべき?輪郭から描くべき?それぞれのメリットと上達する描き方を解説

美術、芸術

人物イラストを描くとき、目から描き始める人と輪郭や頭部の形から描き始める人がいます。どちらが正しいという決まりはありませんが、描き方によって完成までの進めやすさや失敗しやすいポイントは変わります。

特に顔を描く場合、目の魅力を重視する人ほど目から描きたくなりますが、目の位置や大きさに引っ張られて全体のバランスが崩れることもあります。この記事では、目から描く方法と輪郭から描く方法の特徴、向いている人、バランスを整えるコツについて解説します。

目から描く人が多い理由とメリット

目は顔の印象を大きく左右する部分です。そのため、キャラクターイラストでは目を最初に描く人も多くいます。

目から描くメリットは、キャラクターの表情や雰囲気を早い段階で決められることです。目の形や大きさを基準にして、髪型や表情を作っていくことができます。

例えば、かわいいキャラクターを描きたい場合は、大きな目や特徴的な瞳を先に決めることで、自分がイメージした雰囲気に近づけやすくなります。

目から描く場合に起こりやすい失敗

目から描く方法の難しいところは、目を基準にしてしまうことで顔全体のバランスが崩れやすい点です。

人間の顔は、目だけで構成されているわけではなく、頭の大きさ、輪郭、鼻や口の位置などが組み合わさって成り立っています。そのため、目を丁寧に描いても、後から輪郭を合わせようとすると不自然になることがあります。

例えば、最初に大きく魅力的な目を描いたあとで輪郭を決めると、顔が必要以上に横長になったり、目の位置が顔の中心からずれたりすることがあります。

輪郭やアタリから描く方法のメリット

輪郭や頭部の形から描く方法は、顔全体のバランスを取りやすいという特徴があります。

最初に丸や十字線などでアタリを取り、顔の向きや目の位置を決めてから細部を描くことで、各パーツの配置を調整しやすくなります。

特に正面顔以外の横顔や斜め向きの顔を描く場合、輪郭や立体感を意識した描き方のほうが安定しやすくなります。

輪郭から描く場合に難しいポイント

輪郭から描く方法にも難しさがあります。顔の形を先に決めるため、後から目や鼻を入れる段階で「思ったより目が小さい」「配置が気に入らない」と感じることがあります。

これは輪郭が悪いというより、顔の中の比率を理解していないことが原因の場合が多いです。

例えば、頭の大きさに対して目の位置が高すぎたり低すぎたりすると、目だけを修正しても違和感が残ります。そのため、顔のパーツ配置の基本を覚えることが重要です。

上達するためには描き始めよりアタリが重要

実際には、目から描くか輪郭から描くかよりも、最初に全体のバランスを確認することが重要です。

目から描く人でも、薄くアタリを取ってから目を配置すればバランスを崩しにくくなります。また、輪郭から描く人でも、目や鼻の位置を意識しながら進めれば魅力的な顔を描くことができます。

例えば、最初に頭の丸み、顔の中心線、目の高さだけを軽く描いておけば、目を先に描く場合でも輪郭とのズレを防ぎやすくなります。

自分に合った描き方を見つける方法

描きやすい順番は人によって異なります。キャラクターの表情を重視する人は目から描く方法が合いやすく、人体の構造や立体感を重視する人は輪郭やアタリから描く方法が向いています。

また、プロのイラストレーターでも描き方はさまざまです。最初から細かく描き込む人もいれば、大まかな形を作ってから細部を調整する人もいます。

大切なのは、どの順番で描くかではなく、自分が安定して理想の形に近づけられる方法を見つけることです。

まとめ|目から描く方法も輪郭から描く方法も正解

顔のイラストを描くとき、目から描く方法と輪郭から描く方法のどちらにもメリットと難しさがあります。

目から描く場合は魅力的な表情を作りやすい一方で、顔全体のバランスが崩れやすい点に注意が必要です。輪郭から描く場合は安定した顔を作りやすいですが、パーツ配置の理解が求められます。

最も重要なのは、描き始める場所ではなく、アタリを使って全体のバランスを確認しながら描くことです。自分に合った方法を試しながら、描きやすい手順を見つけていくことが上達への近道になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました