中学国語の文法で学ぶ「文節分け」は、文章を正しく理解するための基本的な学習内容です。しかし、「成功する」のように動詞が続く形や、「する」が付く言葉は、どこで区切ればよいのか迷いやすいポイントです。
この記事では、文節の基本的な分け方や、「成功する」は分けるのか、「する」はどのように扱うのかについて、具体例を使いながら分かりやすく解説します。
文節とは何か?まず基本の考え方を確認
文節とは、文を意味のまとまりごとに区切ったものです。日本語の文は、いくつかの文節が組み合わさってできています。
文節に分けるときの基本的な方法は、「文の途中に『ね』を入れて自然に区切れる場所を探す」というものです。
例えば、「私は学校へ行きます」という文の場合は、「私は」「学校へ」「行きます」のように分けることができます。
「私はね」「学校へね」「行きますね」と入れても意味が通るため、これらが文節の区切りになります。
「成功する」は文節で分けるのか
「成功する」は、文節では基本的に「成功する」で1つの文節になります。
理由は、「成功する」の「成功」は名詞ですが、「する」と結びついて1つの動詞のような働きをしているためです。
例えば、「彼は成功する」という文を考えてみます。
彼はね/成功するね
というように区切ることはできますが、「成功ね/するね」と区切ることはできません。そのため、「成功する」は1つの文節です。
「する」が付く言葉は必ず分けるわけではない
「する」が付いているからといって、必ず前後で分けるわけではありません。文節では、単語の種類ではなく、意味のまとまりで判断します。
例えば、次のような言葉があります。
| 言葉 | 文節 |
|---|---|
| 勉強する | 勉強する |
| 運動する | 運動する |
| 成功する | 成功する |
これらはすべて「する」が付いた複合動詞として使われているため、文節では分けません。
文節と単語の分け方は違うので注意
文節分けで混乱しやすい原因は、「文節」と「単語」の区別が違うことです。
例えば「成功する」は、単語として見ると「成功」と「する」の2つに分けて考えることがあります。しかし、文節では意味のまとまりを見るため、「成功する」で1文節になります。
つまり、以下のようになります。
| 考え方 | 分け方 |
|---|---|
| 文節 | 成功する |
| 単語 | 成功/する |
文法問題では「文節を分けなさい」と「単語を分けなさい」で答えが変わるため、問題文をよく確認することが大切です。
文節を分けるときの簡単なコツ
文節を見分けるときは、以下の手順で考えると分かりやすくなります。
- 文の途中に「ね」を入れてみる
- 自然に意味が区切れる場所を探す
- 「する」「できる」などが前の言葉とセットになっていないか確認する
- 助詞(は・が・を・に・へなど)の前後を確認する
例えば、「私は毎日勉強する」という文なら、「私は」「毎日」「勉強する」と分けます。
「勉強する」は「勉強」と「する」に分けず、ひとまとまりとして考えるのがポイントです。
「する」を分ける場合もあるのか
基本的には「する」が前の言葉と一緒になって動詞の役割をしている場合、文節では分けません。
しかし、「する」が単独の動詞として使われている場合は別です。
例えば、「彼は仕事をする」という文では、「彼は」「仕事を」「する」と分けることができます。
この場合、「する」は「仕事をする」という表現の一部ではありますが、「何をするか」という動作を表す独立した動詞として扱われています。
まとめ|「成功する」は1文節。「する」は意味のまとまりで判断する
中学国語の文節分けでは、「する」が付いているかどうかだけで判断するのではなく、文全体の意味のまとまりを見ることが重要です。
「成功する」「勉強する」「運動する」などは、文節では基本的に分けず、1つの文節として扱います。
一方で、単語分けでは「成功/する」のように分ける場合があります。文節と単語の違いを理解すれば、「する」が付く言葉で迷うことは少なくなります。


コメント