ノルウェーの公用語について調べると、ノルウェー語だけでなくサーミ語という言葉も出てきます。そのため、海外の人なら誰でも理解できる言語なのか、ブラジルのポルトガル語とは関係があるのか疑問に感じる方もいます。この記事では、ノルウェーの言語事情やサーミ語の位置づけ、世界の公用語との違いについてわかりやすく解説します。
ノルウェーの公用語はノルウェー語が中心
ノルウェーの主な公用語はノルウェー語です。ノルウェー語は北欧の言語で、デンマーク語やスウェーデン語と同じくゲルマン語派に属しています。
ノルウェー国内では主に「ブークモール」と「ニーノシュク」という2つの書き言葉が使われています。どちらもノルウェー語の一種で、学校教育や行政などでも使用されています。
例えば、ノルウェーの首都オスロで生活する場合、多くの場面ではノルウェー語が使われます。ただし、英語を話せる人も多く、観光やビジネスでは英語が通じる場面も多くあります。
サーミ語とはどんな言語なのか
サーミ語は、ノルウェー北部などに暮らす先住民族であるサーミ人が使用してきた言語です。ノルウェーだけでなく、スウェーデン、フィンランド、ロシアの一部地域でも話されています。
サーミ語はノルウェー語とは大きく異なる言語で、同じヨーロッパの言語ではありますが、ノルウェー語や英語、ポルトガル語とは系統が違います。
サーミ語には複数の種類があり、北サーミ語、ルレ・サーミ語、南サーミ語などがあります。特に北サーミ語は話者数が比較的多く、ノルウェー北部の一部地域では公的な場面でも使用されています。
サーミ語はブラジル人にも理解できるのか
サーミ語は、ブラジル人を含めた外国人が自然に理解できる言語ではありません。ブラジルの公用語であるポルトガル語とはまったく別の言語です。
例えば、日本人がノルウェー語やサーミ語を初めて聞いても理解できないのと同じように、ブラジル人がサーミ語を聞いても通常は意味を理解することはできません。
ただし、言語を学習すれば誰でも習得することは可能です。サーミ語を話すブラジル人が存在する可能性もありますが、それは学習や生活経験によるもので、ポルトガル語話者だから理解できるという関係ではありません。
ブラジルのポルトガル語とノルウェーの言語は別系統
ブラジルの公用語であるポルトガル語は、ラテン語を起源とするロマンス語に分類されます。一方、ノルウェー語は英語やドイツ語に近いゲルマン語です。
そのため、ポルトガル語とノルウェー語は文法や単語の特徴が大きく異なります。例えば、「ありがとう」という表現でも、ポルトガル語では「obrigado」、ノルウェー語では「takk」となります。
ヨーロッパの国同士でも、言語の歴史や系統によって大きな違いがあります。国が近いから必ず似た言葉を使っているとは限りません。
ノルウェーでは複数の言語が共存している
ノルウェーはノルウェー語だけの国ではなく、地域や民族によって複数の言語が存在する多言語国家です。
サーミ語は先住民族の文化や歴史を守る重要な言語として認められており、一部地域ではノルウェー語とともに公的な使用が認められています。
また、ノルウェーには移民も多く暮らしているため、家庭内ではアラビア語、ポーランド語、ソマリ語など、さまざまな言語が使われています。
まとめ|ノルウェーのサーミ語は世界共通語ではなく独自の先住民族言語
ノルウェーの公用語として中心となるのはノルウェー語であり、サーミ語はノルウェー北部などで使われる先住民族の言語です。
サーミ語はブラジルのポルトガル語話者が自然に理解できるものではなく、両者には言語的なつながりはありません。
世界には国の数以上に多くの言語が存在し、それぞれに歴史や文化があります。ノルウェーの言語事情を知ることは、北欧の文化や先住民族の歴史を理解するきっかけにもなります。


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