毎年夏になると「今年は去年より暑いのでは?」と感じることがあります。しかし、実際にどちらの年が暑かったのかを判断するには、単純な体感だけではなく、気温の記録や比較する基準を知ることが大切です。
この記事では、今年と去年の暑さを比べるときに見るべきポイントや、平均気温・猛暑日の日数・最高気温などの違いについて分かりやすく解説します。
今年と去年の暑さを比べるには何を見るべきか
「今年の方が暑い」と感じても、それだけで去年より気温が高いとは限りません。暑さにはさまざまな要素が関係しています。
一般的に暑さを比較するときには、以下のようなデータを確認します。
- 夏の平均気温
- 最高気温の高さ
- 35℃以上の猛暑日の日数
- 熱帯夜の日数
- 暑い期間の長さ
例えば、ある年は最高気温が40℃を超える日があっても、それ以外の日が涼しければ、夏全体では平均気温が低い場合があります。
平均気温で見る暑さの違い
年間や季節の暑さを比較するとき、最も基本になるのが平均気温です。
平均気温とは、一定期間の気温を平均した値です。例えば7月と8月の平均気温を比べることで、その夏全体がどれくらい暑かったのかを判断できます。
実際には、1日の最高気温だけを見るよりも平均気温を見る方が、「その年の暑さの傾向」を正確に知ることができます。
例えば、去年は昼間だけ非常に暑かったものの夜は気温が下がり、今年は夜も暑い日が続いた場合、最高気温だけでは同じように見えても、体感的には今年の方が厳しい暑さになることがあります。
猛暑日や熱帯夜の日数も暑さの重要な指標
暑さを感じる原因は、気温の高さだけではありません。暑い日が何日続いたかも重要です。
猛暑日とは、最高気温が35℃以上になる日のことです。また、夜間の最低気温が25℃以上になる日は熱帯夜と呼ばれます。
例えば、去年は35℃以上の日が5日だったのに対して、今年は20日あった場合、平均気温が少ししか変わらなくても、今年の方が暑い夏だったと言えます。
特に近年は夜になっても気温が下がりにくい日が増えており、昔より暑さを強く感じる原因の一つになっています。
「今年の方が暑い」と感じる理由
気温の数字だけではなく、人間の感じ方にも暑さの印象は左右されます。
例えば、梅雨明け直後に急激に気温が上昇すると、体が暑さに慣れていないため、実際の気温以上に暑く感じることがあります。
また、湿度が高い日も体感温度を上げます。同じ35℃でも、湿度が高い日は汗が蒸発しにくく、より不快な暑さになります。
そのため、「今年は去年より暑い」という感覚は、気温だけではなく湿度や暑さへの慣れ、暑い日の続いた期間なども影響しています。
長期的に見ると日本の夏は暑くなっている
1年単位で見ると、今年と去年のどちらが暑いかは、その年の天候によって変化します。
しかし、長い期間のデータを見ると、日本の平均気温は上昇傾向にあります。特に夏の気温上昇は大きく、猛暑日が増える傾向も見られます。
そのため、「去年より今年が暑いか」という短期間の比較だけではなく、「昔と比べて夏が暑くなっているか」という視点も重要です。
今年と去年の暑さを正しく比較する方法
今年と去年の暑さを比べる場合は、次のような順番で確認すると分かりやすくなります。
- 同じ期間(例:7月〜8月)の平均気温を見る
- 猛暑日の日数を比較する
- 熱帯夜の日数を比較する
- 暑い日が続いた期間を見る
このように複数のデータを合わせて見ることで、「一時的に暑かった」のか「夏全体が暑かった」のかを判断できます。
例えば、最高気温だけなら去年が高くても、平均気温や熱帯夜の日数では今年が上回っているというケースもあります。
まとめ|今年と去年のどちらが暑いかはデータで判断する
今年と去年の暑さを比べる場合、単純に「最高気温が高かった方」を選ぶだけでは正確ではありません。
平均気温、猛暑日の日数、熱帯夜の多さ、暑い期間の長さなどを総合的に見ることで、その年の暑さを正しく比較できます。
また、暑さの感じ方には湿度や体の慣れも影響するため、「今年の方が暑く感じる」という感覚も大切な情報の一つです。気温の記録と体感の両方を見ることで、今年と去年の暑さの違いをより正確に理解できます。


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