小学校の国語の教科書に掲載されていた「一本の鉛筆の向こうに」を覚えている人の中には、ポディ・マハッタヤさんやトニー・ゴンザレスさんという印象的な名前を覚えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「もう一人日本人の登場人物がいた気がする」「3人目の名前が思い出せない」という疑問を持つ人も少なくありません。
この記事では、「一本の鉛筆の向こうに」に登場する人物や、それぞれが鉛筆作りのどの工程に関わっていたのかを分かりやすく紹介します。
「一本の鉛筆の向こうに」に登場する主な人物
「一本の鉛筆の向こうに」は、普段何気なく使っている一本の鉛筆が、どのような人々の仕事によって作られているのかを紹介する説明文です。
鉛筆が完成するまでには、黒鉛を採掘する人、木材を準備する人、材料を運ぶ人、工場で仕上げる人など、多くの人が関わっています。
代表的な登場人物として知られているのが、ポディ・マハッタヤさん、トニー・ゴンザレスさん、そしてダン・ランドレスさんです。
ポディ・マハッタヤさんは黒鉛を採掘する鉱山作業員
ポディ・マハッタヤさんは、スリランカのボガラ鉱山で鉛筆の芯の材料となる黒鉛を掘る仕事をしている人物として紹介されています。
特徴的な名前と、鉱山で働く姿が強く印象に残り、多くの元小学生の記憶に残っている人物です。[参照]光村図書「一本の鉛筆の向こうに」
鉛筆の芯は単純に工場で作られているわけではなく、まず原料となる黒鉛を採掘するところから始まることを教えてくれる存在でした。
トニー・ゴンザレスさんは木材を運ぶトラック運転手
トニー・ゴンザレスさんは、鉛筆に使われる木材を運ぶトラック運転手として登場します。
鉛筆の材料となる木は、切り出された後に加工されますが、その材料を必要な場所へ届ける人がいることで製造工程が進みます。
ポディ・マハッタヤさんと同様に、名前の印象が強く、作品を読んだ世代には非常によく覚えられている人物です。
思い出せない「日本人の登場人物」は大河原美恵子さん
質問にある「多分、日本の方だったもう一人の人物」は、大河原美恵子さんです。
大河原美恵子さんは、日本の鉛筆工場で鉛筆の仕上げに関わる仕事をしている人物として登場します。
つまり、鉛筆が完成するまでの流れは、黒鉛を掘るポディ・マハッタヤさん、木材を運ぶトニー・ゴンザレスさん、そして日本の工場で仕上げを行う大河原美恵子さんなど、多くの人の働きによって成り立っているという内容になっています。
実はもう一人重要な人物「ダン・ランドレスさん」も登場する
「一本の鉛筆の向こうに」では、トニー・ゴンザレスさんの前段階として、木を切り出す仕事をするダン・ランドレスさんも紹介されています。
ダン・ランドレスさんは、鉛筆の材料となる木を準備する役割を担っています。つまり、鉛筆の木の部分ができるまでにも専門的な仕事が必要だということが分かります。
そのため、登場人物としてはポディ・マハッタヤさん、ダン・ランドレスさん、トニー・ゴンザレスさん、大河原美恵子さんなどが関わっています。
「一本の鉛筆の向こうに」が今でも記憶に残る理由
この教材が多くの人の記憶に残っている理由は、普段当たり前に使っている鉛筆の裏側に、世界中の人々の仕事や生活があることを実感できる内容だったからです。
一本の鉛筆という小さな道具でも、原料を採る人、材料を加工する人、運ぶ人、製品に仕上げる人など、さまざまな人の努力によって完成しています。
ポディ・マハッタヤさんの名前だけが強烈に印象に残っている人も多いですが、作品全体では多くの人々のつながりを描いた教材でした。
まとめ|3人目の日本人登場人物は大河原美恵子さん
「一本の鉛筆の向こうに」で、ポディ・マハッタヤさん、トニー・ゴンザレスさんに続いて思い出される日本人の登場人物は、大河原美恵子さんです。
また、木材を切り出すダン・ランドレスさんも登場しており、鉛筆が完成するまでには多くの人が関わっていることが描かれています。
子どもの頃に読んだ教材でも、大人になってから振り返ると、ものづくりや仕事、人と人とのつながりについて考えさせられる作品だったことが分かります。

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