新聞記事のタイトルなどで「脇目に」という表現を見かけると、普段あまり使わない言葉のため、意味や使い方に違和感を覚えることがあります。
「脇目」という言葉自体には意味がありますが、「脇目に」だけで使われることは一般的ではありません。この記事では、「脇目」の意味や正しい用法、似た表現との違いについて詳しく解説します。
「脇目」の基本的な意味
「脇目(わきめ)」とは、主に「横を見ること」「わきにあるものを見ること」を意味する言葉です。
例えば、歩いている途中で横を見ることを「脇目を使う」、周囲の様子を見ることを「脇目に見る」と表現する場合があります。
また、「脇目」には単に視線を横に向けるという意味だけではなく、本来集中すべき対象以外を見るというニュアンスが含まれることがあります。
「脇目に」という表現は正しいのか
「脇目に」という形だけを見ると、文としては意味が途中で止まっているように感じられます。一般的には「脇目に見る」「脇目も振らず」など、後ろに言葉が続く形で使われます。
例えば「脇目も振らず仕事に取り組む」という表現は、「他のものには目を向けず、一つのことに集中する」という意味です。
一方で、「脇目に」だけでは「何をするのか」「どのような状態なのか」が分からないため、通常の文章では単独で使うことは少ない表現です。
よく使われる「脇目も振らず」の意味
「脇目も振らず」は、「周囲のことを気にせず、一つの目的に向かって集中する」という意味の慣用句です。
例えば、「彼は脇目も振らず研究に打ち込んだ」という場合、研究以外のことには関心を向けず、ひたすら努力したという意味になります。
この表現では「脇目」が「余計なものを見ること」を表し、「振らず」が「振り向かない」という意味になるため、全体として「横を見ることすらしない」という意味になります。
「脇目に見る」と「脇目も振らず」の違い
| 表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| 脇目に見る | 横から見る、注意を向ける | 通り過ぎる人を脇目に見る |
| 脇目も振らず | 他のことを気にせず集中する | 脇目も振らず勉強する |
この2つは「脇目」という同じ言葉を使っていますが、意味の方向性は反対になります。
「脇目に見る」は別のものへ視線を向けることを表し、「脇目も振らず」は視線を向けることすらしない状態を表します。
新聞記事のタイトルで「脇目に」と使われる場合
新聞や雑誌の見出しでは、文字数を短くするために通常の文章とは異なる省略表現が使われることがあります。
例えば、「〇〇を脇目に」という形であれば、「〇〇を横に見ながら」「〇〇を気にしながら」という意味になる場合があります。
ただし、「脇目に」だけがタイトルとして置かれている場合は、前後の文脈が省略されている可能性があります。見出し全体を確認すると、本来の意味が分かることが多いです。
「脇目」を使うときの注意点
「脇目」は文学的な表現や文章表現では使われますが、日常会話では頻繁に使われる言葉ではありません。
普段の会話では「横目で見る」「よそ見をする」「気にする」など、より分かりやすい表現が使われることが多くあります。
そのため、「脇目に」という表現を見た場合は誤りと決めつけるのではなく、前後の文章や見出し全体を確認することが大切です。
まとめ
「脇目に」という言葉は、それだけでは一般的な表現として完結しておらず、多くの場合は「脇目に見る」や「脇目も振らず」などの形で使われます。
「脇目」は「横を見ること」や「本来の目的以外に目を向けること」を意味し、「脇目も振らず」は反対に「他のことを気にせず集中する」という意味になります。
新聞記事のタイトルで見かけた場合は、省略表現や見出し特有の表現である可能性が高いため、前後の内容と合わせて判断すると正確な意味を理解できます。


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