夜空を見上げたとき、南西方向の低い位置に赤っぽく光る星を見つけることがあります。特に夏の夜は明るい星や惑星が見えやすく、「あの赤い星は何という名前なのだろう」と気になる人も多いでしょう。
8月6日の23時ごろに南西の空で見える赤みを帯びた天体については、観察した場所や高さによって候補が変わります。この記事では、赤く見える理由や代表的な天体、確認方法について紹介します。
夜空の星が赤く見える理由
星や惑星が赤く見える理由はいくつかあります。もともと赤い光を強く出している天体の場合もありますが、地平線に近い場所にある天体は大気の影響で赤く見えることがあります。
地球の大気を長い距離通って光が届くため、青い光が散らばり、赤やオレンジ色の光が目立ちやすくなります。夕日が赤く見えるのと同じ仕組みです。
そのため、南西の低い空にある明るい星は、本来の色より赤みを帯びて見える場合があります。
夏の夜に南西方向で見つけやすい赤い天体
夏の夜空で赤く見える代表的な天体の一つが、さそり座のアンタレスです。アンタレスは赤色超巨星で、名前にも「火星に対抗するもの」という意味があり、昔から赤い星として知られています。
ただし、アンタレスは夏の夜には南の空から西の空へ移っていきます。8月上旬の23時ごろでは観察する地域によっては低い位置に見えることがあります。
アンタレスは明るく赤みが強いため、「小さく赤く光る星」と感じる人も多い天体です。
火星などの惑星の可能性もある
赤く見える天体として有名なのが火星です。火星は表面の酸化鉄の影響で赤く見えるため、「赤い惑星」と呼ばれています。
惑星は星座の星と違い、自分で光を出しているわけではなく、太陽の光を反射して輝いています。そのため、時期によって見える方向や明るさが大きく変化します。
もし赤い光が周囲の星より明るく、ほとんど瞬かずに見える場合は、惑星である可能性もあります。
赤い星を特定するために確認したいポイント
夜空の天体を特定するときは、「方向」だけでなく「高さ」「明るさ」「色」「瞬き方」を確認すると判断しやすくなります。
例えば、地平線に近い低い場所で赤く見える場合は、大気の影響を受けている可能性があります。一方、高い位置にあり、はっきり赤く見える場合は赤色の恒星である可能性があります。
また、スマートフォンの星空アプリを使うと、現在地と日時から見えている天体の名前を調べることができます。観察した時刻と方角を入力すると、候補を簡単に確認できます。
星ではなく人工物の場合もある
夜空で赤く光るものは、必ずしも星や惑星とは限りません。飛行機のライトや人工衛星、遠くの建物の明かりなどが星のように見えることもあります。
特に人工物の場合は、点滅したり移動したりする特徴があります。長時間同じ場所で光っている場合は天体の可能性が高くなります。
観察した際に動いていたか、何分間同じ場所にあったかを覚えておくと、正体を調べる手がかりになります。
まとめ
8月6日23時ごろに南西の低い空で赤く光る小さな星は、観察場所によって異なりますが、アンタレスのような赤い恒星や、時期によっては火星などの惑星が候補になります。
また、低い空では大気の影響によって普通の星でも赤く見えることがあります。方向だけでなく、明るさや瞬き方、動きの有無を確認すると天体を特定しやすくなります。
夜空の気になる光を見つけたときは、日時と方角を記録して星空アプリなどで調べることで、その正体をより正確に知ることができます。


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