エアー用積算式アナログ流量計の選び方と対応メーカーを解説|圧縮空気の流量管理に最適な機種とは

工学

工場や設備のエアー配管では、使用した空気量を把握するために流量計が利用されています。特に、瞬時流量だけでなく累積使用量を確認したい場合には、積算機能を持つ流量計が必要になります。

しかし、エアー用の積算式アナログ流量計にはさまざまな種類があり、対応メーカーや選定条件が分かりにくい場合があります。この記事では、エアー用積算式アナログ流量計の特徴、選定ポイント、取り扱い実績のある主なメーカーについて解説します。

積算式アナログ流量計とは何か

積算式流量計とは、配管を通過した流体の量を時間ごとに加算して表示できる流量計です。一般的な流量計が現在流れている量を示すのに対し、積算式では「これまでにどれだけ使用したか」を確認できます。

例えば圧縮空気設備では、コンプレッサーから供給されたエアーの使用量を測定することで、設備ごとの消費量管理や漏れの発見、省エネ対策に役立てることができます。

アナログ式の場合、針式表示や機械式カウンターなどで値を確認するタイプが多く、電源が不要な機種もあるため、シンプルな管理をしたい設備で利用されています。

エアー用積算式流量計を選ぶ際の確認ポイント

エアー用の流量計を選定する際は、単に流量を測れるかだけではなく、使用条件に合っているかを確認する必要があります。

特に確認したい項目は以下のようなものです。

  • 測定するエアーの流量範囲
  • 配管サイズや接続方式
  • 使用圧力
  • 測定精度
  • 表示方法(瞬時流量・積算流量)
  • 設置環境(温度・湿度・粉塵など)

例えば、小型設備のエアー消費量を管理する場合と、工場全体のメイン配管を測定する場合では、必要となる流量レンジや配管サイズが大きく異なります。

エアー用積算流量計に対応する主なメーカー

圧縮空気用の積算流量計を製造しているメーカーはいくつかあります。用途や必要な機能によって選択することが重要です。

代表的なメーカーとして、以下のような企業があります。

メーカー 特徴
SMC 空圧機器分野で広く利用され、エアー用流量管理機器を多数展開しています。
CKD 空気圧制御機器に強く、省エネルギー管理向けの流量計を扱っています。
オムロン センサーや制御機器分野の技術を活用した計測機器を提供しています。
キーエンス 高精度センサーや流量計測機器を提供しています。
コフロック 各種流量計測機器を専門的に扱っています。

ただし、現在ではエアー流量計はデジタル表示や通信機能付きの製品も多く、純粋なアナログ積算式を希望する場合は、メーカーや代理店へ仕様確認を行うことが重要です。

積算式アナログ流量計とデジタル流量計の違い

近年の工場設備では、デジタル式流量計が多く採用されています。デジタル式では瞬時流量、積算値、警報出力、通信機能などを搭載したモデルがあります。

一方で、アナログ式には電源不要で確認しやすい、構造がシンプルで故障リスクが少ないといったメリットがあります。

例えば、現場担当者がその場で使用量を確認するだけの用途ではアナログ表示が適している場合があります。一方、遠隔監視やデータ収集を行う場合はデジタル式が向いています。

導入前にメーカーへ確認しておきたいこと

エアー用流量計を選ぶ際には、メーカーへ以下の情報を伝えると適切な機種を選びやすくなります。

  • 流体:圧縮空気
  • 配管径
  • 通常流量と最大流量
  • 使用圧力
  • 設置場所
  • 積算値の表示方法

例えば「エアー配管の使用量を月単位で管理したい」「電源がない場所で使用したい」など、目的を明確にすることで適した製品を提案してもらいやすくなります。

また、流量計は取り付け条件によって測定精度が変わるため、単純に配管径だけで選ばず、実際の使用環境を確認することが大切です。

まとめ

エアー用積算式アナログ流量計は、圧縮空気の使用量管理や省エネルギー対策に役立つ計測機器です。選定する際は、流量範囲、配管サイズ、圧力条件、表示方法などを確認する必要があります。

対応メーカーとしては、SMC、CKD、オムロン、キーエンス、コフロックなどがあり、それぞれ特徴があります。ただし、希望する仕様によって適合する製品は異なるため、導入前にメーカーや専門業者へ相談することがおすすめです。

目的に合った積算式流量計を選ぶことで、エアー使用量の見える化が進み、設備管理やコスト削減につなげることができます。

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