キャンバス作品を持ち運ぶ時に便利なキャンバスクリップですが、急に必要になった時に手元にないこともあります。特に制作途中のキャンバスは表面を傷つけたり、絵の具をこすったりしないよう注意が必要です。
この記事では、キャンバスクリップがない場合に代わりとして使える身近な道具や、キャンバスを安全に運ぶためのポイントについて解説します。
キャンバスクリップの役割とは
キャンバスクリップは、キャンバス同士を重ねたり、持ち運んだりする際に作品同士が直接触れないようにするための道具です。
特に油絵やアクリル画など、表面が乾燥途中の作品では、キャンバス同士が触れると絵の具が剥がれたり、別の作品に色が付着したりする可能性があります。
そのため代用品を使う場合も、「キャンバス同士の間に隙間を作る」「作品表面を保護する」という役割を意識することが大切です。
キャンバスクリップの代わりになる身近なもの
1. 洗濯ばさみや大型クリップ
小型のキャンバスであれば、強めの洗濯ばさみや大型のダブルクリップを代用品として使えます。
ただし、金属製のクリップは挟む力が強すぎる場合があるため、キャンバスの木枠に直接跡が付かないよう、布や厚紙を挟んで使用すると安心です。
2. 割りばしや木片を挟む方法
キャンバス同士の間に割りばしや薄い木片を入れることで、簡易的なスペーサーとして使用できます。
例えば2枚のキャンバスを運ぶ場合、間に割りばしを数本入れて輪ゴムやひもで固定すると、作品面が接触するのを防げます。
3. 厚紙や段ボールを利用する
段ボールや厚紙は、キャンバスの保護材として非常に使いやすい素材です。
キャンバスより少し大きめに切った段ボールを作品面に当て、その上からひもやベルトで固定すれば、移動中の傷や汚れを防ぐことができます。
4. 発泡スチロールやスポンジ
柔らかい発泡スチロールやスポンジを木枠の間に入れる方法もあります。クッション性があるため、移動時の衝撃対策にもなります。
ただし、絵の具が完全に乾いていない場合は、直接作品面に触れないよう注意してください。
5. 輪ゴムや荷造りバンド
輪ゴムや荷造り用バンドは、キャンバス同士を固定するために利用できます。
ただし、強く締めすぎるとキャンバス枠が変形する可能性があるため、固定は軽く行うことが重要です。
キャンバスを運ぶ時に注意したいポイント
代用品を使う場合でも、絵の表面に直接触れる素材には注意が必要です。特に油絵や厚塗りの作品は、見た目では乾いていても内部が柔らかい場合があります。
また、新聞紙などのインクが移る可能性がある紙を直接作品面に当てるのは避けた方が安全です。無酸紙やきれいな厚紙、専用の保護紙を使うとより安心です。
例えば展示会へ作品を持って行く場合は、キャンバスの間に段ボールを入れ、外側を布やプチプチで包むだけでも十分な保護になります。
代用品よりキャンバスクリップを使った方が良い場面
短時間の移動や自宅内での保管であれば代用品でも対応できますが、長距離移動や展示会への搬入では専用のキャンバスクリップを使用した方が安全です。
キャンバスクリップは、適切な力で固定できるよう作られており、作品を傷つけにくい構造になっています。
特に高価な作品や完成した作品の場合は、数百円程度の道具でトラブルを防げるため、専用品を用意しておくと安心です。
まとめ
キャンバスクリップがない場合でも、洗濯ばさみ、大型クリップ、割りばし、段ボール、スポンジなどを利用して一時的に代用できます。
大切なのは、キャンバス同士を直接触れさせないことと、作品表面を傷つけないことです。
ただし、大切な作品を長距離運搬する場合や展示目的の場合は、代用品ではなく専用のキャンバスクリップを使うことで、安心して作品を守ることができます。


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