高校3年生になってから「英語が全く分からない」「中学英語からやり直したい」と感じる人は少なくありません。特に大学受験では英語の配点が高い大学も多いため、苦手意識があると大きな不安につながります。
しかし、英語は才能だけで決まる科目ではありません。正しい順番で基礎から積み上げれば、中学レベルからのスタートでも受験に必要な力を伸ばすことは可能です。この記事では、英語が苦手な受験生が何から始めればよいのか、具体的な学習手順を解説します。
英語ができない原因を最初に確認する
英語が苦手な人の多くは、「長文が読めない」「文構造が理解できない」と感じています。しかし、その原因を細かく見ると、単語不足、文法不足、英文の基本構造の理解不足など、いくつかの要素に分けられます。
例えば、英文を読んでいて分からない単語が10個以上出てくる場合、文構造を分析する以前に単語の意味が分からないため、文章全体を理解することは難しくなります。
そのため、いきなり難しい長文問題や構文解釈に挑戦するのではなく、自分がどの段階でつまずいているのかを確認することが重要です。
中学英語からやり直すことは遠回りではない
大学受験を控えていると、「今さら中学英語をやる時間はない」と考えてしまう人もいます。しかし、基礎が抜けた状態で高校英語を進める方が、結果的には時間がかかります。
英語は積み重ねの科目です。中学レベルのbe動詞、一般動詞、時制、疑問文、助動詞、比較などが曖昧なままでは、高校で学ぶ分詞構文や関係詞、仮定法を理解することは困難です。
例えば「I have lived here for five years.」という英文を理解するには、現在完了の知識だけでなく、主語・動詞・目的語などの基本的な文の仕組みを理解している必要があります。
英語を伸ばすための正しい勉強の順番
英語が苦手な人ほど、勉強する順番を意識する必要があります。基本的には、単語、文法、英文解釈、長文読解という流れで進めると効率的です。
まずは英単語を毎日覚えます。単語帳は何冊も手を出すより、1冊を何周も繰り返して定着させる方が効果があります。
次に中学から高校基礎レベルの英文法を固めます。文法問題を解くだけではなく、「なぜその答えになるのか」を説明できる状態を目指すことが大切です。
文構造が理解できない人が取り組むべき方法
英文の構造が分からない場合は、まず英文の基本的な型を覚えることから始めます。英語の文章は自由に見えても、基本的には5文型を中心とした一定のルールで作られています。
例えば、「I like music.」は「私は音楽が好きです」という意味ですが、構造は「主語+動詞+目的語」という非常にシンプルな形です。長い英文も、この基本構造が複雑になったものと考えることができます。
最初は短い英文で、主語・動詞・修飾部分を分ける練習をすると効果的です。いきなり難関大学レベルの英文を読む必要はありません。
高校3年生からでも成果を出すための学習習慣
受験まで時間が限られている場合、大切なのは毎日の学習量を確保することです。英語は一気に伸びる科目ではなく、毎日の積み重ねによって徐々に力がついていきます。
例えば、平日は英単語30分、文法60分、英文読解60分というように、必ず英語に触れる時間を作ります。短時間でも毎日続けることで、英語への抵抗感が減っていきます。
また、間違えた問題を放置しないことも重要です。同じ間違いを繰り返す原因は、理解したつもりになっていることが多いためです。
やってはいけない英語勉強法
英語が苦手な受験生が避けたいのは、いきなり過去問や難しい参考書に取り組むことです。基礎が不足している状態では、解説を読んでも理解できず、勉強効率が下がってしまいます。
また、参考書を次々に変えることもおすすめできません。英語力は教材の数ではなく、1冊をどれだけ理解して使い込んだかで決まります。
例えば単語帳を10冊途中まで進めるより、1冊を完璧に覚える方が受験では大きな力になります。
大学受験英語は基礎からでも逆転できる
英語が苦手な状態から受験勉強を始める場合でも、正しい順番で取り組めば十分に改善できます。重要なのは、現在の実力を否定するのではなく、必要な部分まで戻って学び直すことです。
中学英語から復習することは恥ずかしいことではありません。むしろ、基礎の穴を埋めることが最短ルートになる場合があります。
焦って難しい問題に挑戦するよりも、単語、文法、構造理解を一つずつ積み上げることで、長文も少しずつ読めるようになります。
まとめ
英語が全くできないと感じている高校3年生でも、学習方法を間違えなければ大学受験に向けて力を伸ばすことは可能です。
まずは中学レベルの基礎を確認し、単語、文法、英文解釈、長文読解という順番で学習を進めることが大切です。
英語は積み重ねの科目です。今できないことを悲観するより、今日から正しい勉強を始めることが合格への第一歩になります。


コメント