二次方程式が0<x<1の範囲に解を持つ条件の求め方|グラフを使った解法を解説

高校数学

二次方程式が特定の範囲に解を持つ条件を求める問題では、解の公式で直接xを求めるよりも、二次関数のグラフを利用すると考え方が整理しやすくなります。

今回は、方程式 x²-ax-2a+1=0 が 0<x<1 の範囲に少なくとも1つの解を持つためのaの範囲を、グラフを使って分かりやすく解説します。

方程式を二次関数として考える

まず、与えられた方程式を次のような二次関数として考えます。

f(x)=x²-ax-2a+1

方程式 f(x)=0 の解とは、グラフ y=f(x) とx軸との交点のx座標です。つまり、0<x<1の範囲に解があるということは、その範囲内でグラフがx軸と交わるという意味になります。

区間0<x<1で解を持つ条件を考える

二次関数は上に開く放物線です。そのため、0から1までの区間で少なくとも1回x軸を横切る条件を考えます。

ポイントは、区間の両端での値を調べることです。x=0とx=1を代入してみます。

まず、x=0の場合は、

f(0)=0²-a×0-2a+1=1-2a

次に、x=1の場合は、

f(1)=1-a-2a+1=2-3a

となります。

端点の符号が異なる場合を考える

区間内で連続な二次関数がx軸を横切るためには、端点での値の符号が異なれば必ず解が存在します。

つまり、

f(0)×f(1)<0

を満たせば、0<x<1の範囲に解があります。

代入すると、

(1-2a)(2-3a)<0

となります。

不等式を解いてaの範囲を求める

(1-2a)(2-3a)<0 を解きます。

まず、それぞれが0になるaを求めます。

1-2a=0より、a=1/2

2-3a=0より、a=2/3

この2つの値で数直線を区切ります。

a<1/2のとき、(1-2a)と(2-3a)はどちらも正なので積は正。

1/2<a<2/3のとき、一方が正でもう一方が負になるため積は負。

a>2/3のとき、両方負になるため積は正。

したがって、端点の符号が変わる条件は、

1/2<a<2/3

となります。

しかし端点で0になる場合も確認が必要

ここで注意が必要なのは、問題の条件が「0<x<1」であり、0や1そのものは解に含まれないという点です。

a=1/2の場合を確認すると、f(0)=0になります。このとき解の1つがx=0になる可能性がありますが、もう1つの解が区間内に存在するか確認する必要があります。

a=1/2を代入すると、

x²-(1/2)x-1+1=0

x²-(1/2)x=0

x(x-1/2)=0

となります。

解はx=0、x=1/2なので、x=1/2は0<x<1を満たします。よってa=1/2も含まれます。

a=2/3の場合を確認する

次にa=2/3を調べます。

この場合、

f(1)=0

となり、x=1が解になります。

しかし条件は0<x<1なので、x=1は含まれません。もう1つの解が範囲内にあるか確認します。

a=2/3を代入すると、

x²-(2/3)x-4/3+1=0

x²-(2/3)x-1/3=0

両辺を3倍すると、

3x²-2x-1=0

(3x+1)(x-1)=0

となります。

解はx=-1/3、x=1であり、0<x<1の解はありません。したがってa=2/3は含みません。

グラフの頂点条件も確認する

ただし、二次関数の場合は端点の符号だけでは不十分な場合があります。放物線が区間内で接する場合もあるためです。

頂点の位置も確認します。頂点のx座標は、

x=a/2

です。

この頂点が0<x<1にあり、最小値が0以下なら接する場合も含めて解が存在します。

計算すると、追加される条件は、

a≦-4+2√5

となります。

この条件と先ほどの範囲を合わせることで、

-4+2√5≦a<2/3

が得られます。

まとめ|二次方程式の範囲問題はグラフで考える

二次方程式が特定の範囲に解を持つ問題では、解の公式で直接処理するよりも、二次関数のグラフとして考えることが重要です。

今回の問題では、端点の符号変化だけでなく、放物線が区間内でx軸に接する場合も考慮することで、正しい範囲

-4+2√5≦a<2/3

を求めることができます。

「少なくとも1つの解を持つ」という条件が出た場合は、交点・符号・接する場合の3つを意識すると、同じタイプの問題にも対応しやすくなります。

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