英語の関係代名詞を学習していると、「who」「which」「that」などは詳しく説明されているのに、「what」が載っていない参考書があることに気づく場合があります。そのため、関係代名詞のwhatは重要度が低いのではないかと疑問に感じる人もいるでしょう。
しかし、whatは関係代名詞の中でも独特な働きを持つ重要な表現です。この記事では、なぜ参考書で扱いが違うのか、whatの特徴や入試での重要度について分かりやすく解説します。
関係代名詞Whatは重要度が低いわけではない
結論から言うと、関係代名詞whatは決して重要ではない表現ではありません。高校英語では頻出の文法事項であり、長文読解や英作文でもよく登場します。
ただし、whatはwhoやwhich、thatとは文法上の性質が大きく異なるため、同じ「関係代名詞」という名前でも別の項目として説明されることがあります。
参考書によっては「関係代名詞」の章ではなく、「複合関係詞」「名詞節を作るwhat」「疑問詞whatとの区別」など別の場所で扱われている場合があります。
Whatが普通の関係代名詞と違う理由
whoやwhich、thatなどの関係代名詞は、基本的に前にある名詞を説明します。
例えば、「I know the person who helped me.」では、whoが前の名詞である「the person」を説明しています。このように、関係代名詞には修飾される名詞が存在します。
一方でwhatには、前に説明される名詞がありません。what自体に「the thing which(~するもの)」という意味が含まれているためです。
例えば、「I know what he wants.」は「私は彼が欲しがっているものを知っている」という意味になります。このwhatは「彼が欲しがっているもの」という名詞節を作っています。
関係代名詞Whatは「先行詞を含む関係代名詞」
whatの大きな特徴は、「先行詞を含む関係代名詞」であることです。
通常の関係代名詞では、以下のように先行詞があります。
「This is the book that I bought.」
(これは私が買った本です)
この場合、「the book」が先行詞で、that以下がその説明になっています。
しかしwhatの場合は、「the thing」と「which」の意味を一つで表します。
「This is what I bought.」
(これは私が買ったものです)
つまり、whatの中に「買ったもの」という意味が含まれているため、別に先行詞を置く必要がありません。
参考書によってWhatの扱いが違う理由
参考書でwhatが関係代名詞のページに載っていない理由は、学習上の分類方法が違うためです。
文法書では、whatを「関係代名詞」として扱う場合もあれば、「名詞節を作る接続詞的な表現」として説明する場合もあります。
特に高校英語では、whatは「疑問詞」との区別や、「what S V」の形で名詞節を作る用法として学ぶことが多いため、別ページにまとめられていることがあります。
入試や資格試験でWhatはどのくらい重要なのか
関係代名詞whatは、大学受験や英語資格試験でもよく出題される重要表現です。
特に長文読解では、「what」を見た瞬間に「~するもの、こと」と訳せるかどうかで文章理解の速さが変わります。
例えば、「What matters is your effort.」という文では、whatが主語になっており、「大切なことはあなたの努力です」という意味になります。
このようにwhatは、文章の中で主語・目的語・補語になることができるため、正確に理解しておく必要があります。
Whatを覚える時のポイント
関係代名詞whatを覚える時は、「whoやwhichの仲間」と考えるより、「what=the thing(s) which」と考えると理解しやすくなります。
覚えるべき基本形は以下の通りです。
- what S V:SがVするもの・こと
- what + 動詞:動詞するもの
- what is called ~:いわゆる~
また、whatの後ろには基本的に「主語+動詞」の形が続くことが多いため、文全体の構造を確認することも大切です。
まとめ|関係代名詞Whatは重要だからこそ別扱いされることがある
関係代名詞whatは、重要度が低いから参考書に載っていないわけではありません。むしろ通常の関係代名詞とは性質が異なるため、別の項目で詳しく説明されていることが多い表現です。
whatは先行詞を含む特殊な関係代名詞であり、長文読解や入試問題でも頻繁に登場します。「what=~するもの・こと」と理解し、whoやwhichとの違いを整理しておくことで、英文を正確に読めるようになります。


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