To have a girl like her is a dream come true. なぜcomesではなくcomeなのか?英文法を解説

英語

英語の歌詞や文学表現では、学校で習う文法と少し違って見える表現に出会うことがあります。「To have a girl like her is a dream come true.」という英文も、その一つです。

「come」は動詞なのに、なぜ三人称単数現在形の「comes」にならないのか疑問に感じる人も多いでしょう。この記事では、この英文の構造を分解しながら、なぜ「come」が正しいのかを分かりやすく解説します。

英文「To have a girl like her is a dream come true.」の意味

まず、この英文全体の意味を確認すると、「彼女のような女性を持つことは、夢が実現したことです」という意味になります。

自然な日本語にすると、「彼女のような女性と一緒にいられるなんて、夢がかなったようだ」「彼女のような女性を得ることは夢の実現だ」というニュアンスになります。

この文では、主語が「To have a girl like her」という不定詞になっています。つまり、「彼女のような女性を持つこと」という行為全体を一つの名詞として扱っています。

なぜcomesではなくcomeなのか

ポイントは「come」が「dream」を修飾する過去分詞として使われていることです。

「a dream come true」は英語でよく使われる決まった表現で、「実現した夢」という意味になります。この場合の「come」は動詞の現在形ではなく、過去分詞として「実現した状態」を表しています。

そのため、「a dream comes true」のように主語に合わせて変化させる必要はありません。

dream come trueの文法的な仕組み

「a dream come true」は、「a dream that has come true」が省略された形と考えることができます。

完全な形にすると、「a dream that has come true(実現した夢)」となります。この中の「that has」が省略され、過去分詞の「come true」だけが残っています。

例えば、以下のような表現も同じ仕組みです。

My wish came true.
(私の願いが実現した)

This is my dream come true.
(これは私の実現した夢です)

上の2つ目の例では、「come true」が夢の状態を説明する役割をしています。

comeは過去分詞でも形が変わらない動詞

さらに混乱しやすい理由として、「come」という動詞の特殊な形があります。

英語の多くの動詞は、原形・過去形・過去分詞で形が変わります。しかし「come」は以下のように変化します。

単語
原形 come
過去形 came
過去分詞 come

つまり、過去分詞でも「come」のままなので、現在形のように見えてしまいます。

例えば「I have come here.(私はここへ来たことがある)」の「come」も過去分詞です。「have + 過去分詞」の形ですが、comeは形が変わらないため見分けにくくなっています。

To have a girl like her is の部分もポイント

文頭の「To have a girl like her」は、不定詞の名詞的用法です。「〜すること」という意味になり、文全体の主語になっています。

英語では、不定詞を主語にした場合、文法上は単数扱いになります。そのため、「is」が使われています。

例えば以下の文も同じ構造です。

To learn English is important.
(英語を学ぶことは重要です)

「learn」という動詞が主語の影響で「learns」にならないのと同じで、「come true」も「dream」に合わせて変化するものではありません。

歌詞では自然な表現として使われる理由

歌詞や詩では、意味だけでなく音やリズムも重要になります。「a dream come true」は英語圏で非常に自然な表現であり、多くの歌や作品で使われています。

もし「a dream comes true」とすると、「夢が実現する」という出来事を説明する普通の文章になります。一方、「a dream come true」は「実現した夢」という名詞的な表現になります。

そのため、歌詞では感情や状態を表現するために「come true」という形が選ばれています。

まとめ|comeは現在形ではなく過去分詞だから変化しない

「To have a girl like her is a dream come true.」で「comes」ではなく「come」が使われる理由は、「come」が現在形の動詞ではなく、過去分詞として「dream」を説明しているためです。

「a dream come true」は「実現した夢」という意味の決まった表現で、「a dream that has come true」が省略された形と考えると理解しやすくなります。

また、comeは過去分詞でも形が変わらない特殊な動詞なので、現在形と間違えやすい点にも注意が必要です。英語の歌詞には、このような自然な省略や表現が多く使われています。

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