英語の文章では、単語の意味だけを見ると「なくても同じでは?」と感じる表現があります。その代表例が接続詞のbutです。「It’s midnight now, but it was sunny today.」という文でも、butを入れる理由が分かりにくいと感じる人は少なくありません。この記事では、この英文におけるbutの役割や、butを省略した場合に意味がどのように変わるのかを詳しく解説します。
「It’s midnight now, but it was sunny today.」の意味
「It’s midnight now, but it was sunny today.」は、日本語にすると「今は真夜中ですが、今日は晴れていました」という意味になります。
この文では、「今が真夜中であること」と「今日が晴れていたこと」をbutでつないでいます。一見すると、真夜中であることと晴れていたことは直接反対の内容ではないため、なぜ逆接のbutを使うのか疑問に感じるかもしれません。
しかし、英語のbutは単純に「反対の意味」を表すだけではありません。前後の内容に何らかの対比や意外性がある場合にも使われます。
butは「反対」だけでなく「対比」を表す接続詞
butの基本的な意味は「しかし」「だが」ですが、必ずしも前後の内容が完全に反対である必要はありません。
例えば、「I like summer, but I don’t like hot weather.(私は夏が好きですが、暑い天気は好きではありません)」という文では、夏が好きという内容と暑さが苦手という内容は完全な反対ではありません。しかし、話し手の中では対比される情報なのでbutが使われています。
同じように、「It’s midnight now, but it was sunny today.」では、「現在の状況」と「今日の日中の状況」という時間的な対比を表しています。
butを省略すると意味はどう変わるのか
「It’s midnight now. It was sunny today.」のようにbutをなくして2つの文に分けることも文法的には可能です。
この場合、日本語では「今は真夜中です。今日は晴れていました」となり、事実を2つ並べて説明しているだけになります。
一方、「It’s midnight now, but it was sunny today.」では、「今はもう夜中だけれど、今日の日中は晴れていた」というように、現在と過去の状況を対比して伝えるニュアンスが生まれます。
英語では情報同士の関係を接続詞で明確にする
日本語では、文章の流れや話し手の意図から関係性を読み取ることが多く、接続詞を省略しても自然に感じる場合があります。
しかし英語では、文章中の情報同士がどのような関係なのかを接続詞で明確に示すことが多いです。そのため、単なる事実の追加なのか、対比なのか、原因と結果なのかによって接続詞を選びます。
例えば、「It was sunny today. It is raining now.」でも意味は伝わりますが、「It was sunny today, but it is raining now.」とすると、「晴れていたのに今は雨が降っている」という変化や意外性が強調されます。
この英文でbutが表しているニュアンス
「It’s midnight now, but it was sunny today.」の場合、話し手が伝えたいポイントは「真夜中であること」と「晴れていたこと」の単なる報告ではありません。
例えば、天気について話している場面なら、「今は外が暗くて夜だけれど、今日の日中は良い天気だった」というように、時間による変化や状況の違いを意識しています。
また、日記や会話の流れでは、「もう一日が終わる時間だけど、振り返ると今日は晴れた日だった」というような感情や振り返りのニュアンスを含むこともあります。
butを使うべきか判断するポイント
英文を書くときは、前後の文が「ただ並んでいる情報」なのか「何かを対比したい情報」なのかを考えると、butを使うべきか判断しやすくなります。
- 単純に情報を追加する場合:and
- 原因や理由を示す場合:because、soなど
- 対比や意外性を示す場合:but
「今は真夜中」と「今日は晴れていた」は、時間的には別の情報ですが、話し手が「今と昼間の違い」を意識しているため、butが自然に使われています。
まとめ|butは文章の意味のつながりを伝える重要な言葉
「It’s midnight now, but it was sunny today.」のbutは、単なる反対ではなく、「現在の状況」と「今日の日中の状況」を対比させる役割を持っています。
butを省略しても文法的には間違いではありませんが、2つの情報の関係性や話し手の感じ方が変わります。
英語では接続詞によって情報同士の関係を明確にするため、butがあることで「今は夜だけど、今日は晴れていた」という自然なニュアンスを伝えられるのです。


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