高校数学Iの確率の問題では、じゃんけんのような身近な題材を使って組合せを考える問題がよく出題されます。特に4人でじゃんけんをしたときの「あいこ」の数え方では、同じ手の並びを区別するのか迷うことがあります。
この記事では、4人でじゃんけんをする場合に「グー・グー・パー・チョキ」と「グー・グー・チョキ・パー」のような並びを区別する必要があるのか、組合せと順列の考え方を使って分かりやすく解説します。
確率で考えるじゃんけんの基本的な数え方
4人が同時にじゃんけんをする場合、それぞれの人がグー・チョキ・パーの3種類から1つを選びます。
例えば、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人を区別するなら、全体の組合せは3の4乗で81通りになります。
このとき重要なのは、「誰がどの手を出したか」を考える問題なのか、「出された手の種類だけ」を考える問題なのかを判断することです。
「グーグーパーチョキ」と「グーグーチョキパー」は区別するのか
4人それぞれに名前があり、誰がどの手を出したかまで考える場合は区別します。
例えば、Aさんがグー、Bさんがグー、Cさんがパー、Dさんがチョキの場合と、Aさんがグー、Bさんがグー、Cさんがチョキ、Dさんがパーの場合は、別の結果として扱います。
これは、じゃんけんの結果を「人ごとの手の出し方」として数えているためです。
手の種類だけを見る場合は区別しない
一方で、「4人が出した手の組合せの種類」を考える場合は、グー・グー・パー・チョキとグー・グー・チョキ・パーは同じものとして扱います。
なぜなら、どちらも4人の手の内訳は「グーが2人、パーが1人、チョキが1人」であり、手の種類の割合は変わらないからです。
この場合は、同じ種類の手が何個あるかを考える組合せの問題になります。
問題文によって判断するポイント
数学の確率問題では、何を区別するかは問題文の条件によって決まります。
例えば、「4人のうち誰が勝つか」「AさんとBさんの出した手を考える」という場合は、人を区別するため、グーグーパーチョキとグーグーチョキパーは別になります。
反対に、「4人が出した手の組合せを求めよ」「あいこになる場合の種類を求めよ」というような場合は、同じ手の個数だけを見ることが多く、順番は考えません。
4人じゃんけんであいこになる条件
4人じゃんけんのあいこにはいくつか種類があります。全員が同じ手を出す場合や、3種類すべての手が出る場合などがあります。
例えば、全員グーの場合は勝敗が決まらないためあいこです。また、グー・チョキ・パーがすべて含まれる場合も、誰か1種類の手だけが勝つ状況にならないためあいこになります。
ただし、確率を求める問題では「人を区別するか」「種類だけを見るか」を最初に決めることが、計算ミスを防ぐポイントになります。
まとめ
4人じゃんけんのあいこを考えるとき、「グーグーパーチョキ」と「グーグーチョキパー」を区別するかどうかは、何を数える問題なのかによって変わります。
誰がどの手を出したかを見る場合は区別し、手の種類の組合せだけを見る場合は区別しません。
高校数学の確率では、計算方法よりも「何を同じものとして扱うか」を判断することが重要です。問題文を読み、対象を人として見るのか、手の種類として見るのかを意識すると、組合せ問題を正しく解けるようになります。

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