ミスト発生装置や高圧ポンプに使用されている圧力計を交換するとき、表示圧力だけを確認して購入すると取り付けできないケースがあります。圧力計には最大圧力だけでなく、接続口のネジ規格や取り付けサイズ、使用環境に適した種類を選ぶ必要があります。
この記事では、ミスト用ポンプの圧力計交換で迷いやすいネジサイズの確認方法や、1/4フレアとは何か、グリセリン入り圧力計が必要な場合について分かりやすく解説します。
圧力計交換で重要なのは最大圧力だけではない
圧力計を選ぶ際、多くの人はポンプ本体に記載された「Max 3.5MPA」という数値を見て、最大表示が3.5MPaの圧力計を選びます。しかし、実際に取り付けるためには圧力範囲以外にも確認すべき項目があります。
特に重要なのが、圧力計の接続部分にある「ねじ規格」です。同じ3.5MPa対応の圧力計でも、接続口が異なるとポンプ側に取り付けることができません。
例えば、見た目が似ている圧力計でも、1/4インチねじ、1/8インチねじ、Rねじ(テーパねじ)、Gねじ(平行ねじ)、フレア接続など複数の種類があります。
圧力計の1/4フレアとは何か
「1/4フレア」とは、インチサイズのフレア接続規格を表しています。一般的な配管用のねじ込み接続とは異なり、先端を円錐状に加工した配管や継手を密着させて接続する方式です。
1/4という数字はインチ系の呼び寸法で、約6.35mmの配管サイズを基準にしています。ただし、これは圧力計の取り付けねじ部分の外径が6.35mmという意味ではありません。
そのため、「1/4フレア」と書かれた圧力計を購入しても、現在使用しているミストポンプ側の取り付け口が別規格であれば、そのまま交換することはできません。
圧力計の取付部サイズを確認する方法
現在付いている圧力計を外せる場合は、取り付け部分の外径とねじの種類を確認することが最も確実です。
確認するポイントは以下の通りです。
- ねじ部分の外径をノギスなどで測る
- ねじ山の種類を確認する
- オスねじかメスねじか確認する
- ねじピッチ(山の間隔)を確認する
- 接続方式がフレア式かテーパーねじ式か確認する
例えば、取り付け部分が約12mm程度の場合でも、単純に12mmサイズのねじという意味ではありません。インチ規格や配管規格では、呼び径と実際の外径が異なるため注意が必要です。
ミストポンプでよく使われる圧力計の規格
ミストポンプや高圧ポンプでは、用途によってさまざまな圧力計が使われています。一般的には以下のような規格があります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| R1/4(PT1/4) | 国内の配管機器でよく使われるテーパーねじ |
| G1/4 | 平行ねじタイプでパッキンなどで密閉する方式 |
| 1/4フレア | 空調・冷媒配管などで使用されるフレア接続 |
| 1/8サイズ | 小型機器や測定機器で使われることが多い |
ミストポンプの場合、メーカーや機種によって採用している規格が異なるため、ポンプの型番や純正部品情報から調べる方法も有効です。
グリセリン入り圧力計は必ず必要なのか
元々付いていた圧力計がグリセリン入りだった場合でも、必ずグリセリン入りを使用しなければならないわけではありません。
グリセリン入り圧力計は、内部に液体を入れることで針の振動を抑え、ポンプなどの脈動がある場所でも圧力を読み取りやすくする特徴があります。
例えば、高圧ポンプが作動すると圧力が細かく上下します。通常の乾式圧力計では針が激しく振れることがありますが、グリセリン入りなら針の動きが安定し、内部部品の摩耗も抑えられます。
ミストポンプのように圧力変動が発生しやすい機器では、長期間使用するならグリセリン入りを選ぶメリットがあります。
交換する圧力計を選ぶときの注意点
圧力計を購入するときは、以下の項目をすべて合わせることが大切です。
- 最大測定圧力(例:3.5MPa対応)
- 接続口の規格(R、G、フレアなど)
- 接続サイズ(1/4、1/8など)
- 取り付け方向(下向き、背面など)
- 使用する液体や環境への適合性
特にミストポンプでは、水や薬液などを扱う場合があるため、圧力計の材質や耐久性も確認すると安心です。
もし純正品の情報が分かる場合は、汎用品を探すよりも同じ仕様の交換部品を探すほうが失敗が少なくなります。
まとめ
ミストポンプ用圧力計を交換するときは、最大圧力の数値だけではなく、取り付け部分のネジ規格を確認することが重要です。
「1/4フレア」はインチ系のフレア接続規格であり、一般的な配管ねじとは異なるため、現在使用している圧力計の接続方式を確認して選ぶ必要があります。
また、グリセリン入り圧力計は振動や圧力変動があるポンプ用途に適しているため、ミストポンプでは同タイプを選ぶと安定した使用が期待できます。交換前には、古い圧力計の刻印やメーカー情報、ねじ寸法を確認してから注文すると失敗を防げます。

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