『更級日記』の中でも特に有名な「源氏の五十余巻」の場面では、主人公が物語への強い憧れを抱く様子が描かれています。その中に登場する「このこと」という指示語は、古文読解でよく問われる重要なポイントです。
この記事では、『更級日記』の該当箇所における「このこと」が何を指しているのか、本文の流れから確認しながら、二十字以内で答える場合の現代語訳や覚え方を解説します。
『更級日記』「源氏の五十余巻」の内容を確認
「源氏の五十余巻」は、作者の菅原孝標女が幼い頃から『源氏物語』に憧れていたことを記した部分です。作者は物語の存在を知り、いつか読んでみたいという強い願いを持っていました。
本文では、ある出来事をきっかけに念願だった『源氏物語』を手に入れ、夢中になって読みふける様子が描かれています。この場面では、作者にとって『源氏物語』を読むことが大きな喜びであったことが分かります。
古文の指示語は、直前の内容だけではなく、文章全体の流れを見て判断する必要があります。「このこと」も、その前後に書かれている内容を確認することが大切です。
「このこと」が指している内容
「このこと」は、本文中で語られている「源氏物語を読みたいと思っていたこと」を指しています。
つまり、現代語にすると「このこと」とは、「源氏物語を読みたいと思っていたこと」という意味になります。
二十字以内で答える問題の場合は、「源氏物語を読みたいと思ったこと」などとまとめると、内容を正しく表すことができます。
古文の指示語を解くポイント
古文では「これ」「それ」「このこと」「かかる」などの指示語が頻繁に使われます。指示語問題では、単語だけを見るのではなく、その直前や少し前の文章に注目することが重要です。
例えば「このこと」が出てきた場合、「何について話していたのか」「何が起こった後なのか」を確認すると、指している内容を判断しやすくなります。
今回の場合は、「源氏の物語を早く読みたい」という作者の願いが書かれているため、「このこと」はその願いを表していると考えられます。
「源氏の五十余巻」で覚えておきたい重要ポイント
『更級日記』のこの場面では、作者が幼い頃から文学作品に強い興味を持っていたことが大きな特徴です。
特に覚えておきたい流れは、「源氏物語への憧れ」→「物語を手に入れる」→「夢中で読む」という展開です。この流れを理解すると、本文中の指示語の意味も読み取りやすくなります。
また、古文では現代語訳を丸暗記するだけではなく、登場人物の気持ちや文章の背景を理解することで、入試や定期テストの読解問題にも対応しやすくなります。
まとめ|「このこと」は源氏物語を読みたいと思ったことを指す
『更級日記』「源氏の五十余巻」に出てくる「このこと」は、作者が以前から願っていた「源氏物語を読みたいと思っていたこと」を指します。
古文の指示語問題では、単語だけで判断せず、文章の流れや登場人物の気持ちを確認することが大切です。
今回のような問題では、「何を願っていたのか」「何が起きたのか」を整理することで、正確な現代語訳を導き出せるようになります。


コメント