新聞の月齢欄や天気欄を見ると、月の「出(つきので)」や「入(つきのいり)」の時刻が掲載されていることがあります。しかし、時々「出」の時間は書かれているのに「入」の欄が横棒になっている場合があります。
これは月が存在しない、あるいは月が沈まないという意味なのでしょうか。この記事では、月の出入りの表示方法や、月入りの時刻が記載されない理由についてわかりやすく解説します。
月の「出」と「入り」とは何を表しているのか
月の「出」とは、月が地平線から姿を現す時刻のことです。一方、「入り」とは月が地平線の下へ沈む時刻を意味します。
例えば、夕方に東の空から満月が昇り、翌朝に西の空へ沈むという現象は、月の出と月入りによって説明できます。
月は地球の周りを公転しているため、毎日同じ時刻に同じ場所から出入りするわけではありません。月齢や季節、観測する地域によって出入りの時刻は大きく変化します。
月入りの欄が横棒になる理由
新聞などで月入りの時刻が「―」と表示されている場合、主な理由はその日のうちに月が沈まないためです。
つまり、月が地平線の下へ沈む時刻が存在しない、または掲載対象となる時間帯の中で月入りが起こらないという意味になります。
例えば、月が夜中に昇って翌日の昼間まで空に出ている場合、その日の午前0時から24時までの間には月入りがありません。そのため、月入り欄には時刻ではなく横棒が表示されます。
月が沈まない日があるのはなぜか
月が沈まないように見える理由は、月の位置が毎日変化しているためです。月は約29.5日周期で満ち欠けを繰り返しており、その位置によって地球から見える時間帯が変わります。
例えば、新月の頃は太陽と同じ方向にあるため、昼間に出て昼間に沈むことが多くなります。一方、満月の頃は太陽と反対方向にあるため、夕方に出て朝に沈みます。
さらに、月の出入り時刻は地域によっても異なります。同じ日本国内でも、北海道と沖縄では月の出入りの時刻が変わります。
新聞の月情報を見るときに注意したいポイント
新聞に掲載される月の出入り時刻は、特定の地域を基準に計算されています。そのため、自分が住んでいる場所とは少し時間が異なる場合があります。
また、月の出入りは天文学的な計算によるもので、実際には山や建物、地形の影響によって見える時刻は少しずれることがあります。
例えば、月が18時に昇る計算でも、東側に高い山がある場所では数十分遅れて見えることがあります。
月の観察を楽しむための確認方法
月を観察したい場合は、新聞だけでなく天文アプリや気象機関が提供している月の情報を利用すると便利です。
特に、月齢、月の方角、高度、出入り時刻を確認すると、どの時間にどの方向を見れば月を探せるのか分かりやすくなります。
例えば、満月の日なら夕方の東の空を探し、細い月なら日没直後や日の出前の空を確認すると見つけやすくなります。
まとめ|月入りの横棒は「月がない」という意味ではない
月の「入り」の欄が横棒になっている場合、月そのものが存在しないという意味ではありません。その日の決められた時間内に月が沈む時刻がないことを示しています。
月は地球の周りを動き続けているため、出入りの時刻や見える時間帯は毎日変化します。月入りが表示されない日は、むしろ月が長時間空に出ているなど、月の動きを知るきっかけになります。
新聞の月情報を見る際は、月齢や月の位置も合わせて確認すると、より深く月の観察を楽しむことができます。


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