英語の文章では、前置詞のwithが「〜と一緒に」という意味以外で使われることがあります。”I would not have recognized you with that new hair style.” という文のwithも、単純な同伴を表しているわけではありません。
この記事では、この英文におけるwithの意味や文全体の訳し方、さらに同じような使い方をする例文について分かりやすく解説します。
“I would not have recognized you with that new hair style.” の意味
この英文は、自然な日本語にすると「その新しい髪型だったら、あなたに気づかなかったと思います」「その髪型では、あなたとは分からなかったでしょう」という意味になります。
ここでのwithは「〜を持っている状態で」「〜をした状態で」という意味を表しています。つまり、”that new hair style”(その新しい髪型)という外見の変化を伴った状態で、というニュアンスです。
文の構造を分けると、”I would not have recognized you” が「私はあなたに気づかなかっただろう」、”with that new hair style” が「その新しい髪型で」という意味になります。
このwithは「〜と一緒に」ではない
withの代表的な意味は「〜と一緒に」です。例えば、”I went to the store with my friend.” なら「私は友達と一緒に店へ行った」という意味になります。
しかし、英語のwithには「何かを身につけた状態」「何かを持った状態」「ある特徴を伴った状態」を表す使い方があります。
今回の英文では、髪型という外見上の特徴を伴った状態を表しているため、「その髪型で」「その髪型をしている状態では」という訳になります。
状態を表すwithの具体例
状態を表すwithは、日常会話でもよく使われます。例えば、”She came to the party with a beautiful dress.” という文では、「彼女は美しいドレスを着てパーティーに来た」という意味になります。
この場合、withは「ドレスと一緒に来た」という意味ではなく、「美しいドレスを身につけた状態で来た」という意味です。
同じように、”He walked in with a smile on his face.” は「彼は笑顔で入ってきた」という意味になります。with a smile on his faceは「顔に笑顔を浮かべた状態で」という状態を表しています。
英文のwould not have recognizedの部分も確認
この文を理解するには、withだけでなく”would not have recognized”の形も理解するとより分かりやすくなります。
“would have + 過去分詞”は、「実際には起こらなかったことについて、もし〜だったら〜だっただろう」という過去の仮定を表す表現です。
そのため、”I would not have recognized you”は「(もしその髪型をしていたなら)私はあなたに気づかなかっただろう」というニュアンスになります。
似た意味で使われるwithの表現
状態を表すwithには、ほかにも多くの表現があります。
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| He slept with the window open. | 彼は窓を開けたまま寝た。 |
| She stood there with her arms crossed. | 彼女は腕を組んでそこに立っていた。 |
| I can’t work with this noise. | この騒音がある状態では仕事ができない。 |
これらのwithも、「〜と一緒に」というより、「ある状態や条件を伴って」という意味で使われています。
まとめ
“I would not have recognized you with that new hair style.” のwithは、「〜と一緒に」ではなく、「〜という状態で」「〜をした状態で」という意味です。
この文では、「その新しい髪型をしていたら、あなたとは気づかなかっただろう」という意味になります。
英語のwithは同伴だけでなく、外見・状況・特徴などを伴う状態を表すことが多いため、文脈に合わせて「〜の状態で」と考えると理解しやすくなります。


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