卵かけご飯は、卵とご飯を混ぜただけのシンプルな料理ですが、化学的に見るとさまざまな成分が含まれています。では、卵かけご飯をリトマス紙につけると、どのような反応を示すのでしょうか。
この記事では、卵かけご飯のpH(酸性・中性・アルカリ性の度合い)や、リトマス紙で調べた場合の変化、なぜそのような性質になるのかを分かりやすく解説します。
リトマス紙で調べると分かるpHとは
pHとは、水溶液が酸性なのかアルカリ性なのかを数値で表したものです。pH7が中性で、それより小さいと酸性、大きいとアルカリ性になります。
リトマス紙は、この酸性・アルカリ性を簡単に調べるための試験紙です。酸性の場合は青色リトマス紙が赤色に変化し、アルカリ性の場合は赤色リトマス紙が青色に変化します。
ただし、リトマス紙は細かいpHの数値を測定するものではなく、「酸性かアルカリ性か」を大まかに確認する道具です。
卵かけご飯は基本的に弱酸性に近い
一般的な卵かけご飯は、卵と白米を混ぜたものなので、性質としては弱酸性に近くなります。
卵の白身や黄身にはタンパク質、脂質、ミネラルなどが含まれています。新鮮な卵のpHは、卵白がややアルカリ性寄りになることがありますが、全体として混ぜた卵かけご飯では強いアルカリ性にはなりません。
白米もほぼ中性に近い食品ですが、卵や唾液、調味料などの影響によって、卵かけご飯全体では弱酸性側の性質を示すことが多いです。
卵かけご飯をリトマス紙につけた場合の変化
卵かけご飯をリトマス紙で調べる場合、水分が十分に紙へ染み込む必要があります。固形物のままでは反応が分かりにくいため、少量の水分部分を使って確認します。
弱酸性であれば、青色リトマス紙を赤色に変化させる可能性があります。しかし、酸性の度合いが弱いため、変化が非常に小さい場合や、ほとんど分からない場合もあります。
例えば、酢やレモン汁のような強い酸性食品ではリトマス紙の変化がはっきり見えますが、卵かけご飯のような食品では明確な色変化が出にくいことがあります。
卵そのもののpHは時間によって変化する
卵は保存期間によってpHが変化する食品です。産みたての卵白は二酸化炭素を含んでいるため、比較的pHが低めですが、時間が経つと二酸化炭素が抜けてアルカリ性に近づいていきます。
そのため、同じ卵かけご飯でも、使用する卵の状態によってpHは少し変化します。
新鮮な卵を使った場合と、しばらく保存した卵を使った場合では、含まれる成分の状態が異なるため、リトマス紙の反応にも違いが出る可能性があります。
醤油を入れるとpHは変わるのか
卵かけご飯には醤油をかける人が多いですが、醤油を加えることでpHにも影響があります。
醤油にはアミノ酸、有機酸、塩分などが含まれており、弱酸性の性質を持っています。そのため、醤油を加えた卵かけご飯は、さらに酸性側へ傾く可能性があります。
ただし、一般的な量の醤油では大きな変化はなく、食品としてはほぼ弱酸性から中性付近の範囲になります。
まとめ
卵かけご飯をリトマス紙で調べると、強い酸性やアルカリ性を示す食品ではなく、基本的には弱酸性に近い性質を示します。
ただし、卵の鮮度や醤油の量、測定方法によってpHは変化するため、リトマス紙で明確な色変化が見られない場合もあります。
卵かけご飯は、卵や米に含まれるさまざまな成分が混ざった食品であり、そのpHは一定ではありません。化学的に見ると、身近な料理にも興味深い性質が隠れています。

コメント