数学の三角比の問題では、「7=z tan20°」のような式を見て、そこから「z=7÷tan20°」へ変形する場面があります。しかし、なぜtan20°が割る形になるのか、途中の考え方が分かりにくいと感じる人も多いです。
この記事では、文字を含む方程式の基本的な変形ルールを使って、「7=z tan20°」から「z=7÷tan20°」になる理由を丁寧に解説します。
まずは「7=z tan20°」が何を意味しているか
式「7=z tan20°」は、右辺の「z tan20°」が7と等しいという意味です。つまり、zにtan20°を掛けた結果が7になるという関係を表しています。
例えば、簡単な数字に置き換えると「7=z×2」という式と同じ考え方になります。この場合、zを求めるには両辺を2で割ります。
つまり、掛け算されている数字や文字をなくすためには、反対の計算である割り算を行うというのが基本的なルールです。
zを求めるために両辺をtan20°で割る
「7=z tan20°」では、zにtan20°が掛けられています。そのため、zだけを残すには、両辺をtan20°で割ります。
式で書くと次のようになります。
7=z tan20°
両辺をtan20°で割ると、
7÷tan20°=z tan20°÷tan20°
右辺ではtan20°同士が打ち消し合うため、
7÷tan20°=z
となります。
なぜ「tan20°分の7」という書き方になるのか
数学では、割り算は分数の形でも表します。「7÷tan20°」は、分数で書くと「7/tan20°」になります。
日本語の数学表現では、これを「tan20°分の7」と読むことがあります。つまり、「tan20°を分母にして、その上に7を書く」という意味です。
したがって、
z=7÷tan20°
と
z=7/tan20°
と
z=tan20°分の7
はすべて同じ意味になります。
式変形で大切なのは「逆の計算をする」こと
方程式を変形するときは、求めたい文字に何がされているかを見ることが重要です。
| 文字にされている操作 | 元に戻す操作 |
|---|---|
| 足されている | 引く |
| 引かれている | 足す |
| 掛けられている | 割る |
| 割られている | 掛ける |
今回の場合、zにはtan20°が掛けられています。そのため、tan20°で割ることでzだけを取り出せます。
これは三角比特有のルールではなく、すべての方程式で使う基本的な考え方です。
具体例で確認する「掛け算をなくす」考え方
例えば「10=5x」という式があった場合、xを求めるには両辺を5で割ります。
10÷5=5x÷5
すると、2=xとなります。
これと同じように、「7=z tan20°」でもtan20°を取り除くために割り算をしています。
まとめ|7=z tan20°からz=7÷tan20°になる理由
「7=z tan20°」から「z=7÷tan20°」になる理由は、zに掛かっているtan20°を消すために、両辺をtan20°で割っているからです。
「tan20°分の7」という表現は、「7÷tan20°」を分数で表したものなので、意味は同じです。
方程式の変形では、文字に掛かっているものを割る、足されているものを引くというように、逆の計算をすることを意識すると理解しやすくなります。


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