英語長文を速く読むためには、関係代名詞のように日本語と語順が異なる部分をどのように処理するかが重要になります。特に「先行詞を後ろに戻して読むのか」「前からそのまま理解するのか」で迷う人は多くいます。この記事では、関係代名詞が出てきたときの自然な読み方や、速読につながる考え方を具体例を交えて解説します。
関係代名詞は基本的に前から理解するのが速読のコツ
英語長文を読むとき、関係代名詞が出てきたからといって、毎回先行詞の位置まで戻って文章を組み直す必要はありません。速読では、英語の語順のまま前から意味を処理していくことが重要です。
例えば「This is the book that I bought yesterday.」という文の場合、日本語訳では「これは私が昨日買った本です」と後ろから修飾する形になります。しかし、英語を読むときには「これは本です。その本について説明があります。私が昨日買ったものです」という流れで理解します。
つまり、頭の中では「the book」を一度保留し、その後に続く「that I bought yesterday」を追加情報として処理していくイメージになります。
関係代名詞の文章構造を理解すると戻り読みが減る
関係代名詞は、名詞を後ろから説明する働きを持っています。英語では重要な情報を後から追加することが非常に多いため、この構造に慣れることが長文読解の速度アップにつながります。
「the book that I bought yesterday」の場合、構造としては以下のようになります。
the book(本)+that I bought yesterday(私が昨日買った)
日本語では「私が昨日買った本」と修飾部分を前に置きますが、英語では「本→その説明」という順番で情報が追加されます。その順番の違いを受け入れることが速読では大切です。
関係代名詞を読むときに先行詞を完全に戻す必要はない
英文解釈の練習では、正確な訳を作るために関係代名詞節を先行詞の前に戻して考えることがあります。しかし、長文を速く読む場面では、その作業を毎回行うと読む速度が落ちてしまいます。
例えば、「I visited the city that my friend recommended to me.」という文では、「私は都市を訪れた。その都市は友達が私に勧めたものだった」というように理解すれば十分です。
頭の中で「city」を「recommendの目的語だから戻さなければ」と考えるより、「cityについて後ろから説明されている」と処理した方が、文章全体の流れをつかみやすくなります。
ただし精読では先行詞との関係を確認することも必要
速読では前から理解することが重要ですが、英文の構造を正確に分析するときには、関係代名詞が文中でどの役割をしているのか確認する必要があります。
例えば、関係代名詞が主語なのか目的語なのかによって、文の構造は変わります。「the book that I bought」では「that」はboughtの目的語であり、「I bought the book」という関係になります。
一方、「the book that explains this theory」のような場合は、「that」が主語になり、「the book explains this theory」という関係になります。この違いを理解すると、複雑な英文でも迷いにくくなります。
英語長文の速読では意味のかたまりで読む
英語を速く読む人は、一語ずつ日本語に変換しているわけではありません。意味のまとまり(チャンク)ごとに理解しています。
「the book / that I bought yesterday」のように区切ると、「本」という中心となる情報に「昨日買った」という説明が追加されていることが自然に分かります。
長文では関係代名詞以外にも分詞、前置詞句、副詞節など後ろから説明する表現が多く登場します。そのため、「後ろから説明が追加される」という英語独特の情報の流れに慣れることが重要です。
関係代名詞を読む練習方法
関係代名詞の処理速度を上げるには、短い英文で前から理解する練習を繰り返すことが効果的です。
例えば、「I have a friend who lives in Tokyo.」なら、「私は友達がいます→その友達について説明→東京に住んでいます」という順番で理解します。
最初は日本語訳を作るために戻りたくなりますが、慣れてくると英語の語順のまま情報を積み重ねられるようになります。これが長文読解での速読力につながります。
まとめ|関係代名詞は戻らず前から理解するのが速読向き
英語長文を読む場合、関係代名詞が出てきても、先行詞を毎回後ろから戻して読む必要はありません。
「This is the book that I bought yesterday.」なら、「これは本です。その本は私が昨日買ったものです」というように、前から情報を追加して理解するのが自然な読み方です。
ただし、英文の構造を正確に分析するときには先行詞との関係を確認することも大切です。精読では構造を理解し、速読では英語の語順のまま意味を取るという使い分けが、長文読解力を高めるポイントになります。


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