英語の「Do you mind -ing?」という表現は、相手に許可を求める丁寧な言い方ですが、日本人学習者が特に混乱しやすい表現の一つです。理由は、返答するときに日本語の「はい・いいえ」の感覚と英語のYes・Noの考え方が異なるためです。
「はいならNo、いいえならYes」と教わったものの、なぜ逆になるのか納得できない人も多いでしょう。この記事では、「Do you mind -ing?」の意味から、自然な返答方法まで詳しく解説します。
「Do you mind -ing?」は何を聞いているのか
「Do you mind -ing?」は、「〜しても気にしますか?」「〜しても構いませんか?」という意味の表現です。
例えば、「Do you mind opening the window?」は「窓を開けてもらえますか?」という意味になりますが、直訳すると「窓を開けることをあなたは気にしますか?」になります。
ここで重要なのは、質問の中心が「気にするかどうか」である点です。「開けることに問題がありますか?」と聞いているため、答え方も「気にする」「気にしない」を基準に考える必要があります。
なぜ「はい」がYesではなくNoになるのか
「Do you mind opening the window?」という質問に対して、相手が「気にしません」と答えたい場合、日本語では「はい、いいですよ」と言いたくなります。
しかし英語では、質問文の内容に対して答えるため、「No, I don’t.(いいえ、気にしません)」となります。
つまり、英語のYes・Noは相手の提案に賛成か反対かではなく、質問の形に対して答えています。
例として、「Do you mind if I sit here?(ここに座っても気にしますか?)」に対して、「気にしません」と言いたい場合は「No, not at all.(いいえ、全然気にしません)」になります。
「Do you mind -ing?」への基本的な返答パターン
「Do you mind -ing?」への返答は、相手が何を聞いているかを意識すると理解しやすくなります。
許可する場合(気にしない場合)
No, I don’t.
No, not at all.
Of course not.
Sure.(もちろん大丈夫です)
これらはすべて「気にしません」という意味になります。
断る場合(気にする場合)
Yes, I do.
I’m sorry, but I do.
Yes, I mind.
これは「はい、気にします」という意味なので、「やめてほしい」というニュアンスになります。
日本語の感覚で考えると混乱する理由
日本語では「窓を開けてもいいですか?」と聞かれた場合、「はい、いいですよ」と答えます。このため、「Do you mind opening the window?」にも「Yes」と答えたくなります。
しかし、この2つの質問は実は違います。日本語では「許可してもらえるか」を聞いていますが、英語では「気にするかどうか」を聞いています。
例えば、「窓を開けることを気にしますか?」という日本語に直すと、「はい、気にしません」という答えが不自然であることに気づきます。この違いがYesとNoが逆に感じる原因です。
迷った時は「許可」ではなく「気持ち」で答える
「Do you mind -ing?」に答える時は、「やってもいいですか?」ではなく、「それをされることを気にしますか?」という意味で考えると間違えにくくなります。
例えば、友達から「Do you mind waiting for a few minutes?(数分待ってもらっても気にする?)」と言われた場合、待つことが問題なければ「No」と答えます。
反対に、待つことが嫌なら「Yes」と答えます。このように、自分が感じている「気にする・気にしない」を基準にすれば、YesとNoを正しく使えます。
まとめ|Do you mind -ing?は質問の形を理解すれば迷わない
「Do you mind -ing?」でYesとNoが逆になるように感じるのは、英語では「相手の提案に賛成か」ではなく「気にするかどうか」に答えているためです。
「気にしません」と伝えたい場合は「No, I don’t.」、「気にします」と伝えたい場合は「Yes, I do.」になります。
日本語の「はい・いいえ」に置き換えるのではなく、質問の意味をそのまま受け取ることが、この表現を自然に使いこなすポイントです。


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