高校数学の問題集として人気のある基礎問題精講に取り組む際、「数1Aから復習するべきか、それとも現在学習中の数2Bを優先するべきか」と迷う人は多くいます。特に高校2年生になると、授業で新しい範囲が進む一方で、1年生で学んだ内容の抜けも気になり始めます。この記事では、数1Aと数2Bのどちらを優先すべきか、基礎問題精講を効果的に使う方法について解説します。
数1Aと数2Bはどちらを先にやるべきか
基本的な考え方としては、数1Aの土台が不足している場合は、数1Aを優先するのがおすすめです。高校数学は単元同士のつながりが強く、数1Aの理解不足が数2Bの問題を解く際の障害になることがあります。
例えば、数2Bで扱う三角関数や指数・対数関数、微分積分などは、数1Aで学ぶ式の計算や二次関数の考え方が基礎になります。計算力や関数への理解が不十分だと、数2Bの内容を覚えても応用問題で苦戦しやすくなります。
ただし、現在学校で数2Bを習っている場合、数2Bを完全に止めて数1Aだけをやる必要はありません。学校の授業についていくための学習と、弱点補強としての数1A復習を並行する方法が効率的です。
模試で数1Aの失点が目立つなら復習を優先する
模試で数1Aの基本問題を落としている場合、それは単なる知識不足ではなく、解法の定着不足である可能性があります。
例えば、二次関数の最大・最小問題、場合の数、確率、図形問題などで毎回同じようなミスをしているなら、数1Aの基礎を固め直す価値があります。
基礎問題精講は、こうした「一度習ったけれど自力では解けない問題」を確認するのに適しています。すべてを最初から完璧にやり直すより、模試や定期テストで苦手だった分野から取り組む方法も効果的です。
おすすめの進め方は数1Aと数2Bを並行する方法
高校2年生の場合、最もおすすめなのは数1Aと数2Bを同時進行する方法です。
例えば、平日は学校で進んでいる数2Bを中心に学習し、休日や空いた時間に数1Aの復習を行うという形です。
具体的には、以下のような配分が考えられます。
・学校の授業範囲:数2Bの予習・復習
・毎日30分程度:数1Aの基礎問題精講
・週末:間違えた問題の解き直し
この方法なら、現在の学習進度を止めずに、過去範囲の穴も埋めることができます。
基礎問題精講の正しい使い方
基礎問題精講は、問題数をこなすことよりも「解法を理解して再現できるようにすること」が重要です。
1問解いて答えが合っていたとしても、たまたま正解しただけでは本当の力にはなりません。なぜその解法を使うのか、別の条件でも使えるのかを確認しましょう。
おすすめの進め方は、以下の流れです。
① まず自力で解く
② 解説を読んで考え方を確認する
③ 数日後にもう一度解く
④ 完全に解ける問題には印をつける
特に重要なのは、間違えた問題を放置しないことです。同じ問題を何度も解き直すことで、入試で使える力になります。
数1Aで特に優先して復習したい分野
数1Aの中でも、数2B以降につながりやすい分野は優先的に復習すると効果があります。
特に重要なのは以下の分野です。
・数と式(因数分解、式の計算)
・二次関数
・三角比
・場合の数と確率
例えば二次関数は、後の数学IIで学ぶ関数や微分積分の考え方につながります。また、式変形の力はほぼすべての数学分野で必要になります。
受験を考えるなら基礎の穴を早めに埋めることが重要
高校2年生の段階では、難しい問題に挑戦する前に、基礎問題精講レベルを確実に解ける状態を作ることが大切です。
数1Aの基本が曖昧なまま数2Bや発展問題へ進むと、問題が解けない原因がどこにあるのか分からなくなることがあります。
一方で、数1Aの基礎が固まれば、数2Bの理解速度も上がります。早い段階で弱点を発見し、修正しておくことが後の受験勉強を楽にします。
まとめ
高校2年生で基礎問題精講に取り組む場合、数1Aか数2Bのどちらか一方だけを選ぶより、現在の授業範囲を進めながら数1Aの弱点を補強する方法がおすすめです。
特に模試で数1Aの基本問題を落としているなら、数1Aを優先的に復習する価値があります。ただし、学校の数2Bの授業についていくことも重要なので、並行学習が最も効率的です。
基礎問題精講は、解いた量よりも「自力で解ける問題を増やすこと」が目的です。自分の弱点を分析しながら進めることで、数学の安定した得点力につながります。


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