付加体の構成岩を問う問題では、「どこまでを堆積岩として扱うのか」「変成・火成起源の岩石を含めるのか」が混乱しやすいポイントです。本記事では、特に緑色岩の扱いを中心に、地質学的な分類の考え方を整理します。
付加体とは何か
付加体とは、プレート沈み込み帯で海洋プレート上の堆積物や海洋地殻が剥ぎ取られ、陸側プレートに付加して形成される地質体です。
このため、付加体には「海洋性堆積物」と「海洋地殻起源の岩石」が混在しています。
そのため単純に「堆積岩だけ」とは言い切れない特徴があります。
付加体に含まれる堆積岩の基本範囲
試験などで「付加体に含まれる堆積岩」を問われた場合、一般的には海洋プレート上の堆積物を指します。
具体的には、チャート、砂岩、泥岩、石灰岩などが代表例です。
これらは元々海底に堆積したものであり、付加体の主要構成要素です。
緑色岩は火成岩として扱うのか
緑色岩(グリーンストーン)は、もともと玄武岩質の海洋地殻が変質・変成したものです。
したがって分類としては「火成岩起源の変成岩」にあたります。
そのため厳密には堆積岩には含めません。
なぜ混同されやすいのか
緑色岩は付加体の中でチャートや泥岩と一緒に産出するため、堆積岩と同列に扱われがちです。
しかし成因を見ると、堆積物ではなく海洋地殻の変質岩である点が重要です。
この「産状」と「起源」の違いが混乱の原因になります。
試験での実践的な考え方
入試や定期試験では、「付加体の堆積岩=海底堆積物(チャート・泥岩など)」と覚えるのが基本です。
緑色岩は火成岩起源として別扱いされるのが一般的です。
したがって、選択問題では堆積岩の選択肢から除外するのが安全です。
まとめ
付加体に含まれる堆積岩は主に海洋堆積物であり、緑色岩は火成岩(玄武岩起源の変成岩)として区別されます。
見た目や産状では混同しやすいですが、分類の基準は「成因」にある点が重要です。
試験では堆積岩と火成・変成岩の起源を軸に整理すると正確に判断できます。

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