ボイジャー1号・2号はすでに太陽系を離れ、星間空間を飛行している探査機ですが、「次にどの星の近くを通過するのか」は非常に長期的な宇宙スケールの話になります。本記事では、その未来予測と現在の位置関係について整理します。
ボイジャー探査機の現在位置
ボイジャー1号は2012年に、ボイジャー2号は2018年にそれぞれ太陽圏を離れ、星間空間に到達しています。
現在は太陽系外を秒速数十キロメートルという速度で飛行し続けています。
ただし、向かう方向に恒星があるわけではなく、広大な空間を進んでいる状態です。
「星を通過する」とは何を指すのか
ここでいう「星を通過する」とは、他の恒星の近くをかすめることを意味します。
惑星探査機のように特定の天体へ向かっているわけではなく、偶然近くを通る天体との遭遇になります。
そのため、事前に明確な通過予定があるわけではありません。
最も近い恒星との接近予測
ボイジャー1号は約4万年後に、こぐま座方向の恒星「AC+79 3888」に約1.7光年まで接近すると予測されています。
ボイジャー2号は約4万年後に、かみのけ座方向の恒星「ロス248」に約1.7光年まで接近するとされています。
ただし、これは「通過」というよりも「近くをかすめる」レベルの距離です。
なぜ正確な通過時期が断定できないのか
恒星同士は銀河内をそれぞれ運動しているため、長期的には位置関係が変化します。
また、重力の影響や微小な外力によって軌道もわずかに変わります。
そのため、数万年単位の予測には不確実性が含まれます。
星間空間での役割と意義
ボイジャー探査機は特定の星を訪れることよりも、星間空間の環境データを送信することが目的です。
プラズマや磁場、宇宙線などの観測データは現在も地球に送られ続けています。
これは人類初の星間探査として非常に重要な役割を持っています。
まとめ
ボイジャー1号・2号が「次に星を通過する」のは、約4万年後に他の恒星へ接近するレベルの出来事と予測されています。
ただし、それは目的地としての通過ではなく、偶然の接近であり、宇宙探査の性質上あらかじめ決まったスケジュールではありません。


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