気象庁が提供する「キキクル(危険度分布)」には複数の種類があり、「大雨キキクル」と「浸水キキクル」の違いが分かりにくいという声は少なくありません。本記事では、それぞれの役割と関係性、そして「洪水・浸水重ね表示」との違いについて整理して解説します。
キキクルとは何かの基本
キキクル(危険度分布)は、大雨による災害リスクを地図上で可視化した情報です。
土砂災害・浸水・洪水など、複数の災害ごとに危険度が色分けされて表示されます。
つまり「どこが危険か」を直感的に把握するためのツールです。
大雨キキクルの役割
大雨キキクルは、主に「短時間の強い雨による浸水リスク」を中心にした情報です。
内水氾濫(下水や排水が追いつかない浸水)など、都市部で起こりやすい現象を含みます。
雨の強さと地形・排水能力などから、浸水の危険度を評価しています。
浸水キキクルの役割
浸水キキクルは、実際に地表面が水に浸かるリスクを示す情報です。
いわゆる「外水氾濫」や内水氾濫を含め、浸水の広がりに重点を置いています。
そのため、大雨キキクルよりも“結果としての浸水状態”に近い情報です。
洪水キキクルと重ね表示の違い
洪水キキクルは、中小河川の氾濫など「河川の危険度」を示す情報です。
一方で「洪水・浸水重ね表示」は、洪水と浸水の2種類を同時に重ねて表示したものです。
つまり、別々の情報を統合して全体像を見やすくした表示機能になります。
なぜ複数のキキクルが存在するのか
災害の種類によって発生原因や予測方法が異なるため、情報も分けて提供されています。
例えば「雨の強さ」と「河川の水位上昇」では評価の仕組みが異なります。
そのため用途別に分けたほうが、より正確な避難判断が可能になります。
まとめ
大雨キキクルは主に短時間の雨による浸水リスク、浸水キキクルは実際の浸水状態のリスクを示しています。
洪水キキクルは河川氾濫の危険度であり、「重ね表示」はそれらを統合した見やすい表示機能です。
それぞれの役割を理解することで、気象情報をより正しく活用できるようになります。


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