英検準1級の要約問題では、英文の内容を簡潔かつ正確にまとめる力が求められます。しかし受験者の中には「主張だけを書けば部分点はもらえるのか」「理由や具体例まで含める必要があるのか」と悩む人も少なくありません。この記事では、英検準1級の要約問題の採点ポイントと、得点を伸ばすための要約の考え方を解説します。
英検準1級の要約問題で評価されるポイント
要約問題は単に英文を短くする問題ではありません。文章全体の要旨を正確に伝えられているかが評価されます。
一般的に英文は「主張」「理由」「補足説明や具体例」で構成されることが多く、採点者は重要な情報が適切に残されているかを確認します。
そのため、主張だけを書いても完全な要約とは評価されにくい傾向があります。
主張だけを書いた場合はどう評価されるのか
主張が正しく書かれていれば、内容面で一定の評価を受ける可能性はあります。
ただし、文章の核となる理由や根拠が抜けている場合、元の文章の内容を十分に伝えているとは判断されにくくなります。
例えば「オンライン学習は有益である」という主張だけを書くよりも、「オンライン学習は時間や場所を選ばず学習できるため有益である」と要約した方が、文章の重要情報を適切に反映できます。
具体例は削ってもよいが理由は残したい
要約では文字数制限があるため、すべての情報を書く必要はありません。
一般的には具体例よりも主張と理由を優先して残します。
| 要素 | 優先度 |
|---|---|
| 主張 | 非常に高い |
| 理由・根拠 | 高い |
| 具体例 | 低い |
例えば著者が3つの具体例を挙げていても、それらを一つの理由としてまとめれば十分な場合があります。
高得点を狙う要約のコツ
要約を書く際は、まず文章の構造を把握することが大切です。
「筆者は何を主張しているのか」「その理由は何か」をメモし、その後で不要な具体例を削ります。
この流れを意識することで、情報不足や情報過多を防ぎやすくなります。
実践例
原文が「リモートワークは通勤時間を削減し、柔軟な働き方を可能にするため、多くの企業で導入が進んでいる」という内容だった場合、要約では「多くの企業が、通勤時間の削減や柔軟な働き方を実現できるリモートワークを導入している」とまとめられます。
このように主張と理由を残し、細かな事例は省略するのが基本です。
要約問題でありがちな失点パターン
主張だけを書いてしまう以外にも、細かな具体例ばかりを書いて筆者の意見が抜けるケースがあります。
また、自分の意見を加えてしまうことも減点対象になりやすいため注意が必要です。
- 主張だけで理由がない
- 具体例だけで要旨が見えない
- 原文にない意見を追加する
- 重要な情報を省略しすぎる
これらを避けるだけでも得点の安定につながります。
まとめ
英検準1級の要約問題では、主張だけを書いた場合でも部分的な評価を受ける可能性はありますが、高得点は期待しにくいと考えられます。
要約では主張に加えて、その主張を支える理由や根拠を簡潔に含めることが重要です。文字数に限りがある場合は具体例を削り、主張と理由を優先的に残しましょう。
英文の構造を意識して要約する習慣を身につけることで、内容面の評価を大きく向上させることができます。


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