発電機や電動機の出力と入力の定義は、電気工学で理解しておくべき基本的な概念です。参考書で出てくる式P=IaEaは、電動機の電機子側の理論出力を示しており、発電機の場合も同じような考え方で整理できます。
発電機の出力とは
発電機の出力は、端子から取り出される電力を指します。つまり、発電機の出力Pは端子電圧Vtと端子に流れる電流Iの積で表されます。単相ならP=Vt×I×力率、三相ならP=√3×Vline×Iline×力率です。ここでいう力率は交流の場合に考慮されます。
電動機の入力と出力
電動機では、定格入力は端子電圧×電流で計算できます。一方、電機子電流×誘導起電力(Ia×Ea)は電機子内部で発生する機械的出力の理論値に近い値を示します。摩擦や鉄損、銅損などを差し引くと実際の軸出力が求まります。
発電機と電動機の違い
発電機では内部で発生する誘導起電力が端子に出力されるまでの電圧降下(内部抵抗による電圧降下)を考慮し、端子電圧×電流を出力として扱います。電動機では電機子電流×誘導起電力で内部的な機械出力を示し、端子電圧×電流は電動機の消費電力(入力)を表します。
まとめ
発電機の出力は端子電圧×端子電流で表され、電動機の入力は端子電圧×端子電流、内部の電機子出力はIa×Eaで表されます。どちらも内部損失を考慮すると、実際の軸出力や端子出力と理論値の差が生じます。理解のコツは「発電機は電力を外に出す装置」「電動機は電力を機械エネルギーに変換する装置」と考えることです。


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