デッキプレートに配管や配線用の開口を設ける際、「バイメタルホールソーで加工できるのか」と疑問に思う方は少なくありません。実際にはデッキプレートの材質や板厚、開口径によって適性が異なります。本記事ではバイメタルホールソーによるデッキプレート開口の可否や、効率的な施工方法について解説します。
デッキプレートとはどのような部材か
デッキプレートは建築物の床や屋根に使用される波形または台形形状の鋼板です。鉄骨造やRC造の建築現場で広く利用されています。
一般的なデッキプレートは薄鋼板で構成されていますが、形状による凹凸があるため、平板よりも切削時の負荷が変化しやすい特徴があります。
バイメタルホールソーで開口できるのか
結論からいうと、多くのデッキプレートはバイメタルホールソーで開口可能です。
バイメタルホールソーは刃先に高速度鋼を使用しており、鋼板やステンレス薄板の加工に対応しています。そのため一般的なデッキプレート程度の板厚であれば十分切断できます。
ただし、板厚が厚い場合や大量施工の場合は、超硬ホールソーの方が作業効率と耐久性に優れるケースがあります。
バイメタルホールソーを使用する際の注意点
デッキプレートは波形状になっているため、ホールソーのセンタードリルが滑りやすくなります。
そのため、事前にポンチを打つ、下穴を設ける、低速回転で切削を開始するなどの対策が有効です。
また切削油を使用することで刃先温度の上昇を抑えられ、工具寿命の延長につながります。
開口径によって適した工具は変わる
小径から中径の開口であればバイメタルホールソーは非常に使いやすい工具です。
一方で100mm以上の大径開口になると、ホールソーへの負荷が大きくなり作業時間も増加します。
| 開口サイズ | おすすめ工具 |
|---|---|
| 20〜50mm程度 | バイメタルホールソー |
| 50〜100mm程度 | バイメタルまたは超硬ホールソー |
| 100mm以上 | 超硬ホールソーやプラズマ切断等 |
施工条件によって最適な方法を選択することが重要です。
現場でよく使われる代替工具
デッキプレートの加工では超硬ホールソーのほか、ジグソー、セーバーソー、ディスクグラインダーなどが使用されることもあります。
特に連続施工や厚みのある鋼材を扱う場合は、超硬刃を採用した工具が選ばれる傾向があります。
ただし火花や騒音、安全管理の観点から、施工環境に適した工具選定が必要です。
施工時に確認しておきたいポイント
デッキプレートに開口を設ける際は、構造上重要な部分を損傷しないことが大前提です。
開口位置によっては構造設計者や監理者の確認が必要になる場合があります。
また設備配管や電気配線との干渉確認も事前に行うことで、後工程の手戻りを防げます。
まとめ
一般的なデッキプレートであれば、バイメタルホールソーによる開口は十分可能です。特に小径から中径の穴あけでは実用性が高く、多くの現場で利用されています。
ただし板厚や開口径、施工数量によっては超硬ホールソーなどの専用工具の方が効率的な場合もあります。切削条件や安全性を考慮しながら、現場に最適な工具を選択することが重要です。


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