解剖学の学習でよく出る前斜角筋に関する記述ですが、「前斜角筋は第2肋骨の上面につく」という文章には誤りがあります。本記事では、前斜角筋の正しい起始・停止とその解剖学的意義についてわかりやすく解説します。
前斜角筋の起始
前斜角筋は頚椎の横突起から起こります。具体的には、第3頚椎(C3)から第6頚椎(C6)の横突起前結節から起始します。
この起始部から筋線維が斜めに下外方へ走り、肋骨に停止します。頚椎横突起から肋骨への斜め方向が名前の由来になっています。
前斜角筋の停止
前斜角筋の停止は第1肋骨の上面です。第2肋骨ではなく、第1肋骨の上面に付着するのが正しい解剖学的知識です。
第1肋骨に付着することで、呼吸運動の補助や頚部の安定性に関与しています。
前斜角筋の機能と臨床的意義
前斜角筋は肋骨を持ち上げる作用があるため、呼吸補助筋として働きます。また、首を側屈させる作用もあります。
誤った起始・停止を覚えていると、解剖学試験や臨床解剖学の理解に支障をきたす場合があります。
まとめ
前斜角筋はC3〜C6の横突起前結節から起始し、第1肋骨の上面に停止します。「第2肋骨の上面につく」という記述は誤りです。
解剖学学習では、正確な起始・停止を覚えることで筋の作用や臨床的意味を正しく理解できるようになります。


コメント