電気通信大学情報理工学域Ⅲ類への3年次編入を目指す場合、数学は合否を大きく左右する科目です。特に現在大学1年生で微分積分や線形代数が未履修の場合、いきなり編入対策教材に入るよりも、大学数学の基礎を固めてから専門的な編入教材へ進む方が効率的です。この記事では、実際の編入試験の傾向や合格者の使用教材を参考にしながら、教材選びと学習順序を整理します。
電気通信大学編入試験で求められる数学力
電気通信大学Ⅲ類の編入試験では、単なる計算力ではなく大学数学の理解が求められます。
出題分野としては微分積分、線形代数が中心ですが、年度によっては複素数や複素関数の基礎知識が必要になることもあります。
高校数学が得意だったとしても、大学数学の記法や証明に慣れていない場合は基礎固めが重要です。
まず『編入数学入門』から始めるべきか
現在微分積分と線形代数が未履修であれば、『編入数学入門』から始める価値は十分あります。
『編入数学徹底研究』は良書ですが、大学数学の基本概念を理解していることが前提となる部分があります。
特に以下の内容に不安がある場合は先に入門書を行う方が効率的です。
- 極限のε-δ的な考え方
- 偏微分や重積分の基本概念
- 行列と線形写像の違い
- 固有値・固有ベクトルの意味
そのため大学数学未履修者であれば、『編入数学入門』→『徹底研究シリーズ』という流れがおすすめです。
各教材の優先順位
質問に挙げられた教材を優先順位で整理すると次のようになります。
| 教材 | 優先度 |
|---|---|
| 編入数学徹底研究 | 最重要 |
| 編入への線形代数 徹底研究 | 最重要 |
| 編入数学過去問特訓 | 最重要 |
| 編入の微分積分 徹底研究 | 重要 |
| 複素関数キャンパス・ゼミ | 余裕があれば |
特に線形代数は編入試験で差がつきやすいため、徹底研究レベルまで完成させたいところです。
複素関数キャンパス・ゼミについては、過去問分析後に必要性が高いと判断してから着手しても遅くありません。
おすすめの追加教材
大学数学を初めて学ぶ場合、編入教材だけでは理解が難しいことがあります。
そのため以下のような基礎教材を併用すると理解が深まります。
- 『やさしく学べる微分積分』
- 『やさしく学べる線形代数』
- 『明解演習 線形代数』
- 『明解演習 微分積分』
まず講義系テキストで理解し、その後に演習書で定着させる流れが理想です。
おすすめの学習スケジュール
来年度6月受験を前提とすると、現在から約1年あるため十分戦えます。
大学1年夏~秋
- 編入数学入門
- 微分積分基礎
- 線形代数基礎
大学1年冬~大学2年春
- 編入数学徹底研究
- 編入への線形代数 徹底研究
大学2年春~4月
- 編入の微分積分 徹底研究
- 必要に応じて複素関数キャンパス・ゼミ
大学2年4月~試験直前
- 過去問特訓
- 電気通信大学過去問演習
- 弱点補強
理想としては試験3か月前には主要教材を1周終え、過去問演習中心の状態に移行したいところです。
まとめ
電気通信大学Ⅲ類編入を目指す大学数学初学者であれば、『編入数学入門』から始めるのがおすすめです。その後、『編入数学徹底研究』『編入への線形代数 徹底研究』を中心に学習し、試験直前は『編入数学過去問特訓』と大学の過去問に集中するのが王道ルートです。現在大学1年生であれば時間的な余裕は十分あるため、基礎理解を疎かにせず、大学数学を体系的に学ぶことが合格への近道となるでしょう。


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