クワガタのブリードでは、産卵セット投入後にメスが潜ったり地上に出てきたりする行動に一喜一憂してしまうものです。特にメタリフェルホソアカクワガタやニジイロクワガタでは、メスが地上に出てきたからといって必ずしも産卵失敗とは限りません。この記事では、産卵セット内でのメスの行動と産卵成功の判断ポイントについて詳しく解説します。
メスが地上に出てきても産卵失敗とは限らない
メタリフェルホソアカクワガタやニジイロクワガタのメスは、産卵活動中であっても定期的に地表へ出てくることがあります。
特に産卵開始後は、休息やゼリー摂取のために地上へ出てくるケースが珍しくありません。
そのため、一週間ほど潜った後に地上へ出てきたというだけで、産卵失敗と判断する必要はありません。
採掘跡やトンネルは良い兆候であることが多い
ケース側面にトンネル状の採掘跡が確認できる場合、メスがマット内を活発に移動していた証拠です。
特にニジイロクワガタでは、産卵前後に複数のトンネルを掘ることがよくあります。
採掘跡が見られること自体は、メスが産卵環境を確認したり産卵場所を探したりしていた可能性を示しています。
ただし、トンネルがあるから必ず産卵しているとは限らないため、最終的には割り出しで確認する必要があります。
卵が見えないのは珍しいことではない
産卵セットの側面から卵が見えないことで不安になる飼育者は少なくありません。
しかし、多くの卵はケース中央や奥側に産み付けられるため、外側から確認できないケースの方が一般的です。
また、メタリフェルホソアカクワガタは産卵数が比較的多い一方で、卵を深い場所へ産むこともあります。
ニジイロクワガタも同様に、ケース側面からは卵が見えないまま幼虫が出てくることも珍しくありません。
現時点では静観がおすすめ
投入後まだ1〜2週間程度であれば、頻繁に掘り返すことはおすすめできません。
産卵途中でセットを崩してしまうと、メスが産卵を中断してしまう場合があります。
一般的には3〜6週間程度はセットを維持し、その後に割り出しを行うケースが多く見られます。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 潜っていた後に地上へ出る | よくある行動 |
| 採掘跡がある | 活動している可能性が高い |
| 卵が見えない | 珍しくない |
| 投入後1〜2週間 | まだ様子見推奨 |
産卵成功率を高めるためのチェックポイント
現在の室温23℃は両種とも大きな問題のない範囲です。
一方で確認したいのはマットの水分量です。握ると固まるが水滴は出ない程度が一般的な目安になります。
また、産卵一番は多くのブリーダーに使用されている実績のあるマットですが、詰め方が緩すぎる場合は産卵数が伸びないことがあります。
底部はやや強めに固詰めし、上部は軽く詰める方法がよく採用されています。
まとめ
メタリフェルホソアカクワガタやニジイロクワガタのメスが産卵セット投入後に地上へ出てきても、それだけで産卵失敗とは判断できません。採掘跡が確認できており、温度管理にも問題がないのであれば、現時点ではセットを維持しながら静観するのが良いでしょう。卵が見えなくても産卵しているケースは多く、早期の掘り返しはかえって産卵を妨げることがあります。焦らず数週間後の割り出しを楽しみに待つことが成功への近道です。


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