英語の月名には、9月(September)から翌年4月(April)までに「r」が含まれています。このことと、地球がその時期に太陽に比較的近いという事実には、意外な歴史と天文学的理由が関わっています。この記事では、なぜこのような現象が起こるのかを解説します。
英語の月名の由来
英語の月名はラテン語に由来しています。例えば、Septemberはラテン語で7番目を意味する”septem”に由来します。当時の暦では3月(Martius)が1年の始まりであったため、Septemberは7番目の月でした。October(8番目)、November(9番目)、December(10番目)も同様です。
このため、9月から12月までの月にはラテン語由来の数字が名前に含まれています。1月~4月の月も古い名称が残っており、April(Aprilis)は春を意味するとされ、「r」が含まれます。
地球と太陽の距離の関係
地球は完全な円軌道ではなく、わずかに楕円軌道を描きながら太陽の周りを公転しています。このため、近日点(太陽に最も近い点)と遠日点(最も遠い点)が存在します。
近日点はおおよそ1月初めにあり、遠日点は7月初めにあります。そのため、地球は9月~翌年4月の期間、概ね太陽に近い位置にあることになります。
Rの付く月と近日点の関係は偶然
「r」の付く月が太陽に近いのは、実際には歴史的な暦の名残と地球軌道のタイミングが偶然重なった結果です。ラテン語由来の月名は暦の始まりが春(3月)だったことに起因し、地球の近日点は現代の暦で1月にあるため、結果的にRの付く月と太陽に近い時期が一致しています。
季節と距離の影響
地球が太陽に近い1月でも北半球は冬、南半球は夏です。これは地球の傾き(約23.4°)が季節に大きな影響を与えるためで、太陽との距離だけで季節が決まるわけではありません。
したがって、Rの付く月に地球が太陽に近いことは、月名の由来とは無関係で、軌道力学上の結果です。
まとめ
英語の月名にRが付く月(9月~4月)と地球が太陽に近い時期が重なるのは偶然です。月名は古代ローマ暦の名残であり、地球の楕円軌道に基づく近日点の時期とは直接関係がありません。
要点を整理すると、①月名のRはラテン語由来の古い暦の名残、②地球は1月頃に太陽に最も近く、7月に最も遠い、③季節は地球の傾きによって決まるため、Rの有無と太陽への距離は偶然の一致ということです。


コメント