高校1年生の段階で赤チャート数学I・AからIII・Cまでを一通り終え、例題や演習もスムーズに解けるのであれば、すでに高校数学の基礎〜標準レベルはかなり固まっている状態といえます。ただし、次に進むべき参考書は志望校によって大きく変わります。この記事では、赤チャート完了後に取り組むべき参考書や問題集の選び方を解説します。
まず確認したいのは「本当に赤チャートを定着できているか」
赤チャートを1周したことと、入試問題で自在に使いこなせることは別です。
例えば初見の問題でも解法の方針を立てられるか、途中式を自力で組み立てられるかなどを確認してみましょう。
赤チャートの重要例題を数か月後に見直しても解ける状態なら、次のステップへ進む準備ができています。
難関国公立・東大京大レベルを目指す場合
最難関大学を視野に入れている場合は、解法暗記から思考力養成へ移行する必要があります。
おすすめの参考書としては以下のようなものがあります。
- 1対1対応の演習
- やさしい理系数学
- 理系数学の良問プラチカ
- 数学標準問題精講
- 新数学スタンダード演習
特に1対1対応の演習は、多くの難関大受験生が赤チャート後の橋渡し教材として利用しています。
旧帝大・医学部レベルなら良問演習を重視する
赤チャートの知識を実戦で使う練習が必要になります。
この段階では問題数をこなすよりも、1問ごとに発想や解法選択を分析することが重要です。
| 参考書 | 特徴 |
|---|---|
| 1対1対応の演習 | 典型解法の整理に最適 |
| 良問プラチカ | 入試レベルの思考力養成 |
| 数学標準問題精講 | 難関大への橋渡し |
| やさしい理系数学 | 記述力と発想力を鍛える |
高1であれば十分時間があるため、焦って最難関問題ばかり解く必要はありません。
数学オリンピックや大学数学に興味がある場合
受験数学だけでなく、純粋に数学が好きで先へ進みたい場合は別ルートもあります。
例えば整数問題や場合の数・確率を深める教材、数学オリンピック系の入門書などがあります。
また大学数学への興味があるなら、集合・論理や微積分の厳密な理論に触れるのも良い経験になります。
ただし大学受験を優先する場合は、まず入試数学を完成させる方が効率的です。
高1なら過去問研究も早めに始められる
多くの受験生は高3になってから過去問を見始めますが、赤チャートIII・Cまで終わっているなら志望校の過去問を眺める価値があります。
実際に解けなくても構いません。どのようなレベルの問題が出題されるのかを知るだけでも今後の学習方針が明確になります。
志望校によって必要な参考書も変わるため、まずは目標を定めることが重要です。
おすすめの参考書ルート例
赤チャート完了後の一般的な流れとしては次のようになります。
- 赤チャート復習・定着確認
- 1対1対応の演習
- 数学標準問題精講または良問プラチカ
- 志望校過去問
- 必要に応じてやさしい理系数学や新数学スタンダード演習
特に志望校が未定なら、まずは1対1対応の演習が最も無難な選択肢です。
まとめ
高1で赤チャートIA〜IIICを十分に解けるのであれば、次は知識の習得ではなく思考力と実戦力を鍛える段階です。
多くの受験生にとっては「1対1対応の演習」が最適な次の一冊となります。その後、志望校レベルに応じて良問プラチカや数学標準問題精講などへ進むとよいでしょう。
参考書選びで最も大切なのは難易度の高さではなく、自分の志望校と現在地に合っているかどうかです。高1という大きなアドバンテージを活かして、着実に実力を伸ばしていきましょう。


コメント