英語の倍数表現では、「twice as ~ as …」のような形を最初に学ぶことが多いため、「three times as many books as …」のような文を見ると混乱しやすくなります。しかし、実は文法の仕組みは同じです。
この記事では、「Nancy has three times as many books as I have」という文を例に、倍数表現の基本ルールや「many books」の役割についてわかりやすく解説します。
英語の倍数表現の基本形
英語の倍数表現の基本は、次の形です。
倍数 + as + 原級 + as ~
例えば次の文です。
- This bag is twice as big as that bag.
これは「このバッグはあのバッグの2倍大きい」という意味です。
ここでの「big」は形容詞で、「as big as」が比較の中心になっています。
「many books」は形容詞なのか?
では、次の文を見てみます。
Nancy has three times as many books as I have.
これは「ナンシーは私の3倍の本を持っている」という意味です。
このとき、「many books」が1つの形容詞のように見えてしまいますが、実際には違います。
文法的には、「many」が形容詞で、「books」を修飾しています。
| 語 | 役割 |
|---|---|
| many | 形容詞 |
| books | 名詞 |
つまり、「many books」は「たくさんの本」という名詞句です。
なぜ「as many books as」という形になるのか
「big」のような普通の形容詞だけでなく、「many」や「much」も比較に使えます。
例えば次のような比較があります。
- I have as many books as Tom.
- She has more books than I do.
この「many」が倍数表現の中に入ると、
three times as many books as ~
という形になります。
つまり、「本の数」を比較しているわけです。
「many」と「much」の違い
倍数表現では、「many」と「much」の違いも重要です。
| 単語 | 使う名詞 | 例 |
|---|---|---|
| many | 可算名詞 | many books |
| much | 不可算名詞 | much water |
例えば次の文です。
- He drank twice as much water as I did.
これは「彼は私の2倍の水を飲んだ」という意味になります。
倍数表現でよく使うパターン
英語では、倍数表現にいくつか定番があります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| twice as ~ as | 2倍~ |
| three times as ~ as | 3倍~ |
| half as ~ as | 半分~ |
例えば、
- This room is three times as large as mine.
- She earns twice as much money as I do.
- I have half as many CDs as Ken.
のように使われます。
「I have」の省略にも注意
「Nancy has three times as many books as I have.」の最後の「I have」は、「I have books」の「books」が省略されています。
つまり、完全な形で考えると次のようになります。
Nancy has three times as many books as I have books.
英語では、同じ語を繰り返すのを避けるため、後ろを省略することがよくあります。
まとめ
「Nancy has three times as many books as I have」の「many books」は、形容詞と名詞が組み合わさった名詞句です。
「many」が形容詞として「books」を修飾し、その全体が「本の数」を比較する役割を持っています。
英語の倍数表現では、「as + 形容詞 + as」だけでなく、「as many + 名詞 + as」や「as much + 名詞 + as」という形も頻繁に使われるため、セットで覚えると理解しやすくなります。


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