看護学生1年目で最初につまずきやすい科目の一つが「人体の構造と機能」です。教科書は分厚く、専門用語も多く、講義プリントも文字ばかりで「結局どう勉強すればいいの?」と悩む人は少なくありません。
特に高校までは問題演習中心で勉強していた人ほど、大学や専門学校の“自分で整理して理解する勉強”に戸惑いやすい傾向があります。
この記事では、看護学生が人体の構造と機能を効率よく学ぶための考え方や勉強法について、実例を交えながらわかりやすく解説します。
人体の構造と機能は「丸暗記科目」ではない
最初に知っておきたいのは、人体の構造と機能は単なる暗記科目ではないということです。
もちろん、
- 骨の名前
- 筋肉の名称
- 臓器の位置
- 血管や神経の名称
など、覚えるべき単語は非常に多いです。
しかし、本当に大切なのは「なぜその構造になっているのか」「どう働くのか」をセットで理解することです。
例えば、心臓を勉強する場合も、名前だけではなく、
- 血液がどの順番で流れるか
- なぜ弁が必要なのか
- 酸素がどう運ばれるのか
まで理解すると記憶に残りやすくなります。
おすすめは「図を書く勉強法」
人体の構造と機能で特に効果的なのが、自分で図を書く勉強法です。
看護学生の勉強は、文章だけ読んでも頭に入りにくいことが多いため、視覚的に整理することが重要になります。
例えば、
| 分野 | おすすめの整理方法 |
|---|---|
| 循環器 | 血流を矢印で描く |
| 呼吸器 | 酸素と二酸化炭素の流れを書く |
| 消化器 | 食べ物の通り道を書く |
| 腎臓 | 尿ができる流れを図にする |
など、流れを図にすると理解しやすくなります。
絵が苦手でも問題ありません。簡単な模式図で十分です。
「問題集がない」は意外と普通
看護学校では、最初から問題集が配られないケースも珍しくありません。
そのため、多くの学生は自分で問題形式を作っています。
例えば、ノートに、
- 「大腿骨はどこ?」
- 「肺循環とは?」
- 「インスリンはどこから分泌される?」
など、自分で問題を書きながら覚える方法が効果的です。
高校の頃の「問題を解いて覚える」スタイルは、実は看護でもかなり有効です。
おすすめは“音読+説明”
人体の構造と機能では、「人に説明できるか」が理解度の目安になります。
例えば、
「血液は右心房→右心室→肺→左心房→左心室の順で流れる」
のように、声に出して説明すると記憶に残りやすくなります。
特に看護は将来的に患者さんへ説明する場面も多いため、「言葉で説明する練習」は早いうちから役立ちます。
最初は「全部理解しよう」としなくて大丈夫
1年生の時期は、教科書を見ても意味がわからない部分が多くて当然です。
実際、看護学生の多くが、
- 解剖学が難しい
- 生理学が意味不明
- カタカナが多すぎる
という状態を経験します。
最初から完璧に理解する必要はありません。
まずは、
- 名前を覚える
- 位置を覚える
- 働きをざっくり理解する
- 流れを説明できるようにする
という順番で進めると負担が減ります。
市販の図解本を使うのもおすすめ
学校の教科書は情報量が多い反面、初心者にはわかりにくいことがあります。
そのため、図解中心の参考書を併用する学生も多いです。
例えば、
- イラスト中心の解剖学本
- 看護学生向けのカラー図解
- YouTubeの解説動画
などを使うと理解しやすくなる場合があります。
特に動画は「動き」を理解するのに役立ちます。
看護学生は「関連づけ」が重要
人体の構造と機能は、今後学ぶ病態・薬理・看護技術の土台になります。
例えば、
- 血圧測定
- 点滴
- 呼吸観察
なども、人体の仕組みが理解できていると意味がわかりやすくなります。
逆に、構造と機能を丸暗記だけで済ませると、2年生以降で苦労しやすくなります。
まとめ
看護学生1年目の「人体の構造と機能」は、多くの人が難しいと感じる科目です。
ただ単語を暗記するだけではなく、「どこにあるのか」「どう働くのか」「なぜそうなるのか」を関連づけて理解することが大切です。
特に、図を書く・声に出す・自分で問題を作るといった勉強法は非常に効果的です。
最初は理解できなくても普通なので、焦らず少しずつ「人体の地図」を頭の中に作っていくイメージで勉強すると、後の看護学習がかなり楽になります。


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