高校数学の「場合の数」では、単純な順列よりも、「同じものを含む順列」や「隣り合わない条件付き順列」が難しく感じる人が多いです。
特に、1234566777のように同じ数字が複数含まれている場合、「どこから考えればいいのかわからない」という状態になりやすいです。
この記事では、計算結果そのものよりも、どういう順番で考えるのかを中心に、「同じ数字が隣り合わない順列」の典型的な考え方を解説します。
まず問題の特徴を整理する
1234566777には、
- 1,2,3,4,5 が1個ずつ
- 6 が2個
- 7 が3個
含まれています。
つまり、「重複を含む順列」です。
さらに条件として、
同じ数字が隣り合ってはいけない
という制限があります。
ここで重要なのは、「一番危険な数字から考える」という発想です。
この問題では、最も個数が多いのは7なので、まず7の配置を考えるのが自然です。
なぜ「7から考える」のか
同じ数字が隣り合う原因になりやすいのは、たくさんある数字です。
今回なら7が3個あるので、
777
や
77
ができやすいです。
そのため、「まず7をバラして配置できるか」を考えると整理しやすくなります。
これは高校数学の条件付き順列で非常によく使う考え方です。
先に「7以外」を並べる発想
7が隣り合わないようにするには、先に7以外を並べます。
つまり、
1,2,3,4,5,6,6
を先に並べます。
この並べ方は、6が2個同じなので、
7!/2!
通りあります。
そして、この並びの間に7を入れます。
例えば、
1 2 3 4 5 6 6
なら、隙間は
□1□2□3□4□5□6□6□
の8か所できます。
ここに7を入れていけば、7同士は隣り合いません。
「隙間に入れる」という考え方が重要
条件付き順列では、
隙間を作って入れる
という考え方が非常に重要です。
今回なら、7を3個とも別々の隙間に入れれば、7同士は絶対に隣りません。
つまり、8個の隙間から3か所選ぶだけになります。
これは、
8C3
という組合せになります。
ここで、「123476767みたいな並びをどう考えるのか」と悩む人が多いですが、実は1個ずつ具体例を追いかける必要はありません。
高校数学では、個別に並びを数えるのではなく、
- 危険な数字を分離する
- 隙間に入れる
- 重複を整理する
という全体構造で考えるのが基本です。
6についてはどう考えるのか
ここで、「6が隣り合う場合は?」と気になる人も多いです。
実は今回の問題では、
1,2,3,4,5,6,6
を並べる段階では、まだ66が隣り合う可能性があります。
つまり、「7だけ先に処理した」状態です。
そのため、厳密にはさらに「66が隣り合う場合」を除く必要があります。
このように、条件付き順列では、
- まず一番大きな制約を処理する
- その後、残った制約を調整する
という流れで考えることが多いです。
なぜ場合分け地獄になりやすいのか
このタイプの問題で苦しくなる原因は、「並びを直接追おうとする」ことです。
例えば、
- 767はOK
- 776はNG
- 6767は?
などを1個ずつ見始めると、すぐに整理不能になります。
そこで数学では、
隙間・ブロック・補集合
などの「構造的な考え方」を使います。
つまり、個別具体ではなく、「条件を満たす仕組み」を作るのです。
この問題で学ぶべき本質
この問題の本質は、「計算」よりも「配置の作り方」です。
特に重要なのは次の発想です。
| 考え方 | 意味 |
|---|---|
| 危険な数字から考える | 個数の多い数字を先に処理 |
| 隙間に入れる | 隣接を防ぐ典型手法 |
| 重複順列を使う | 同じ数字を整理する |
| 条件を段階的に処理 | 一気に全部考えない |
高校数学の条件付き順列では、この発想が非常に重要です。
まとめ
1234566777のような「同じ数字を含み、隣接禁止条件がある問題」では、個別の並びを直接追うのではなく、
- 個数の多い数字を先に見る
- 隙間を利用する
- 重複順列として整理する
という考え方が基本になります。
特に、「先に並べて隙間に入れる」という発想は、場合の数で頻出です。
最初は難しく感じますが、「具体例を全部追う」のではなく、「条件を満たす配置方法を作る」という視点を持つと、一気に整理しやすくなります。


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