TOEICを久しぶりに受験した人の点数を聞いて、「意外と低い?」「国立大卒ならもっと高いのでは?」と感じることがあります。
特に、学生時代には一定の学力があった人でも、社会人になってから英語に触れなくなると、TOEICの点数はかなり変化します。
この記事では、「中堅国立大卒・40代・ノー勉でTOEIC370点」というケースを例にしながら、TOEICの点数感覚や、学歴との関係、社会人の英語力事情について整理して解説します。
TOEIC370点はどのくらいのレベル?
TOEIC370点は、一般的には「基礎的な英語に苦戦するレベル」とされることが多い点数帯です。
| スコア | 一般的なイメージ |
|---|---|
| 300〜400点 | 中学〜高校基礎レベル中心 |
| 500〜600点 | 一般企業で平均的 |
| 700点以上 | 英語を業務で使える入口 |
| 800点以上 | かなり高い英語力 |
ただし、TOEICは「英語力そのもの」だけでなく、“TOEIC形式への慣れ”もかなり影響します。
そのため、英語から長年離れていた人がノー勉で受けると、学歴に関係なく点数が伸びにくい試験です。
国立大卒ならもっと高いのが普通?
「国立大卒」という情報だけでは、TOEICの点数はあまり予測できません。
なぜなら、大学受験英語とTOEICはかなり性質が違うからです。
大学受験英語との違い
大学受験では、
- 文法
- 長文読解
- 和訳
が中心です。
一方、TOEICでは、
- リスニング速度
- ビジネス英語
- 時間処理能力
が重要になります。
つまり、昔受験勉強ができた人でも、TOEIC特有の形式に慣れていなければ点数は下がります。
40代・ノー勉という条件はかなり大きい
今回のケースで重要なのは、「40代」「ノー勉」という条件です。
英語は、使わない期間が長いほど感覚が落ちやすい科目です。
特にリスニングは影響を受けやすく、
- 英語を聞く習慣がない
- TOEIC形式を知らない
- 集中力が続かない
などで、一気に点数が下がることがあります。
そのため、「昔は勉強ができた人」でも、何十年も英語に触れていなければ300〜400点台は珍しくありません。
実際、社会人のTOEIC平均はそこまで高くない
TOEIC高得点者の情報ばかり目にすると感覚がズレますが、実際には日本人全体の平均はそこまで高くありません。
特に英語を日常業務で使わない人の場合、
- 400点台
- 500点前後
くらいに落ち着いているケースはかなり多いです。
また、会社で「とりあえず受験させられた」という人は、対策なしで受けることも多く、点数が伸びにくい傾向があります。
ノー勉TOEICは“試験慣れ”でかなり変わる
TOEICは、短期間の対策でも点数が上がりやすい試験として知られています。
例えば、
- 問題形式を知る
- 時間配分を覚える
- 頻出単語を押さえる
だけでも100点以上変わる人は珍しくありません。
そのため、「ノー勉370点」をそのまま純粋な英語力として判断するのは少し難しい面があります。
TOEICは“慣れゲー”と言われることもあるほど、試験形式の影響が大きい試験です。
「学歴が高い=TOEIC高得点」ではない理由
日本では、「高学歴なら英語もできるはず」と思われがちですが、実際はかなり個人差があります。
例えば、
- 理系中心だった
- 受験以降英語を使っていない
- 英語が得意科目ではなかった
という人も多くいます。
逆に、私立大出身でも、英語を継続して使っている人は700〜800点を超えることがあります。
つまり、TOEICは「現在どれだけ英語に触れているか」がかなり重要です。
まとめ
中堅国立大卒・40代・ノー勉でTOEIC370点というのは、決して珍しい数字ではありません。
TOEICは大学受験英語とは性質が違い、さらに長年英語から離れていると点数はかなり落ちやすくなります。
また、TOEICは試験形式への慣れも大きいため、「ノー勉スコア」は純粋な学力だけでは判断できません。
そのため、「国立大卒なのに370点はおかしい」というより、“英語を長期間使っていない社会人がノー対策で受けた結果としては普通にあり得る”と考えるのが自然です。


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