樺太や北方領土の桜と開花時期・桜の種類について解説

植物

春になると桜前線が南から北へと進み、日本列島では各地で花が咲き誇ります。北海道のさらに北側に位置するサハリン(旧樺太)や北方領土周辺でも桜が見られる時期や種類について知ることで、現地の春をより深く理解できます。

北方領土・樺太周辺の桜の開花時期

北海道本島では、4月下旬〜5月上旬ごろが桜の満開時期になりますが、さらに北に位置するサハリンや北方領土付近では気候が冷涼であるため、一般的に開花は遅めになります。5月中旬〜下旬頃まで咲いていることが多いとされています。

日本最東端の根室では、北方領土由来のチシマザクラ(千島桜)が5月初旬〜中旬に満開になる例もあり、「日本一遅い春」を告げる桜として知られています。[参照]

北方地域に自生する桜や関連樹種

サハリンや北方領土周辺には、日本でよく見るようなソメイヨシノだけでなく、冷涼な気候に強い桜の仲間が生育しています。例えば、北の地域にも自生する桜の一つとして知られるPrunus sargentii(サージェント桜)は、北海道やサハリン、朝鮮半島などにも分布する樹種です。[参照]

また、Prunus ssiori(シオジリ桜/別名ハシドイ桜)のような野生の桜・鳥桜の仲間もこの地域に自生しています。これは果実や花が観賞用として楽しめるだけでなく、寒冷地でも強い樹種です。[参照]

「カラフトザクラ」など固有種の有無

「カラフトザクラ」「エトロフザクラ」「クナシリサクラ」といった名称を持つ公式な桜の種類(学名として認められる種)が存在するかについては、一般的な植物分類では広く使われている名称ではありません。しかし、サハリンや千島(北方領土)近辺に自生する寒冷地適応のサクラ系樹種があり、それぞれ地域名を冠した俗称が使われる場合もあります。

なお、北海道〜北方地域では寒さに強い桜の仲間として、
チシマザクラ(千島桜)という名で親しまれる野生種が存在し、地域によって親しまれています。

一本物の巨木桜は見られるか

北海道本島のように古い桜の巨木があちこちで見られる日本本土と比べると、サハリンや北方領土周辺では歴史的な植栽や自然に育った大木が多いわけではありません。気象条件や過去の植樹活動の違いから、大規模な桜並木や巨木桜が多く残っているという情報は限定的です。

ただし、地域内に点在する桜の観賞ポイントや、根室などでのチシマザクラの観測は春の風物詩として人気があります。

まとめ

サハリン(旧樺太)や北方領土周辺でも桜は咲きますが、北海道より開花が遅い傾向があります(5月中旬〜下旬頃)。また、サハリン島や千島列島には寒冷地適応の桜・鳥桜の仲間が自生しており、地域に根付く自然の桜を楽しむことができます。巨大な一本桜や本土に見られるような大規模な桜並木は多くありませんが、春の訪れを感じる花として親しまれています。

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