古いトランジスタの仕様書にある「HFE 80/120 泄漏 -100µA」という表記。ここでの「泄漏」とは何を示しているのでしょうか。電子回路を扱う上で重要な意味を持つ項目です。
泄漏電流とは
トランジスタにおける「泄漏」とは、ベースやコレクタなどに電圧をかけていない状態でも流れる微小な電流のことを指します。英語では「Leakage Current」と呼ばれ、トランジスタの不完全性や微小な逆バイアスによって生じます。
仕様書の「-100µA」は、このトランジスタが許容する最大泄漏電流の値を示しています。負の値で表されることもありますが、電流の方向や測定条件による表記です。
なぜ重要か
泄漏電流が大きいと、回路の動作に影響を及ぼすことがあります。特に高感度回路や増幅回路では、微小な泄漏電流でも誤動作やノイズの原因になり得ます。そのため、トランジスタの選定時にこの値を確認することが重要です。
まとめ
「泄漏」とはトランジスタがオフの状態でも流れる微小な電流を示しています。仕様書の数値は最大許容値を表し、回路設計やトランジスタ選定の際に注意すべきポイントです。理解しておくことで、電子回路の安定性や信頼性を高めることができます。


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