古い図面に見るボルト表記の意味と読み方:STB・LN・ZRなどの解説

工学

昭和63年頃の図面に記載されているボルト表記は、現在のJIS規格やISO表記とは若干異なるケースがあります。特に高力ボルトや特殊ナット、各種止め具は記号で表されることが多く、部品選定や設計作業で戸惑うこともあります。

STB-M20*150

この表記は、STBは『トルシア型高力ボルト』を指します。M20は呼び径(直径20mm)、150はボルトの長さ150mmを示しています。トルシア型高力ボルトは、締付時に所定のトルクでねじ部が切れるよう設計された高力ボルトです。

M20-LN

LNは『ロックナット』を意味します。M20はナットに対応するボルトの呼び径です。ロックナットは振動や緩み防止用に特殊構造が施されており、機械設計や構造物で広く使われます。

M12T*30

M12は呼び径12mm、30は長さ30mmです。Tは『半ねじボルト』や『細目ネジ』など特定仕様を指す場合があります。図面や部品表に注釈がある場合はそれに従います。

ZR-M12とZTC-M20

ZRやZTCはメーカー固有のコードで、特殊ボルトや亜鉛メッキ処理などを示すことがあります。M12やM20は呼び径を示していますが、詳しい仕様はメーカーカタログを確認する必要があります。

CSN-M8*12

CSNは『小ねじ(キャップスクリュー)』の略で、M8は呼び径、12は長さを表します。ナット不要のねじ込み用や特定用途用の小ねじを指す場合があります。

まとめ

古い図面のボルト表記は、呼び径と長さは明確に示されていますが、前置きの記号や接尾文字はボルト種別、表面処理、特殊仕様を示すことが多いです。STBはトルシア型高力ボルト、LNはロックナット、ZR/ZTC/CSNなどはメーカーや用途特有の略号です。部品選定や製作の際はメーカー資料や規格表を参照することが推奨されます。

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