中学・高校の代数で出てくる式の変形で、同じ式が見た目だけ違う形で書かれていることがあります。今回は、(2-k)(x+y+z)=0 と (k-2)(x+y+z)=0 の意味を感覚的に解説します。
式の違いは符号だけ
(2-k) と (k-2) は符号が逆なだけです。つまり (2-k)=-(k-2) なので、掛け算全体に -1 をかけただけの関係になります。掛け算で 0 になるかどうかは符号に依存しないので、両方の式は本質的に同じです。
0 との掛け算の性質
0 になる掛け算のルールは簡単です: a*b=0 なら a=0 か b=0 のどちらかです。符号をかけても結果が 0 であることは変わりません。したがって -(k-2)*(x+y+z)=0 も (k-2)*(x+y+z)=0 も同じ解を持ちます。
例で確認
例えば k=3 とすると、(2-3)(x+y+z)=-1*(x+y+z)=0 です。同時に (3-2)(x+y+z)=1*(x+y+z)=0 となり、どちらも解は x+y+z=0 です。符号の違いで 1 や -1 が出ても、解に影響はありません。
感覚的な理解
「掛け算で 0 になる」というのは非常に強力です。掛ける数が正でも負でも、0 をかけると結果は 0 になります。したがって、式の順番や符号の違いは解に影響しない、と覚えておくと感覚的に理解しやすくなります。
まとめ
(2-k)(x+y+z)=0 と (k-2)(x+y+z)=0 は符号が逆なだけで同値です。解はどちらも x+y+z=0 であり、k の値によって 1 や -1 になることはありますが、解の本質には影響しません。符号に惑わされず、掛け算で 0 になるルールを理解することがポイントです。


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