『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場する波動砲は、旧作とリメイクで描写や名称が異なりますが、根本的な原理には共通する空想科学的設定があります。旧作ではタキオン粒子を用いて波動エネルギーを生成、放射するとされ、リメイクでは『次元波動爆縮放射機』として、次元やブラックホール、超弦理論などを組み合わせた設定が加わっています。
旧作の波動砲と超光速設定
旧作ではタキオン粒子を集め、光速を超えるエネルギーとして発射するという設定があり、理論上は超光速射撃が可能であると描かれています。ただし、これは物理学的な実証ではなく、あくまで仮想概念に基づく表現です。
リメイクシリーズの波動砲設定
リメイク『2199』では、波動砲は波動エンジン内で解放された余剰次元を射線上に展開し、超重力で形成されたマイクロブラックホールからホーキング輻射を放出する仕組みと説明されています。これにより、旧作同様に瞬時のエネルギー放射が可能であり、描写上は超光速的効果を持つと考えられます。
理論設定と実際の科学の違い
登場人物の会話ではカラビ・ヤウ空間や超弦理論の概念が引用されますが、これらは現実の物理学の枠組みを利用したフィクション表現です。実際に超光速でエネルギーを放射する技術は現実には存在せず、波動砲の超光速はあくまで物語上の設定です。
波動砲と空間破壊の描写
『3199』や『2202』の描写では、波動砲の使用が長期的に空間裂傷を引き起こすとされています。これは科学的事実ではなく、フィクションにおける因果関係の表現であり、劇中の超光速・高エネルギー描写の結果としての設定です。
まとめ
結論として、旧作・リメイク共に波動砲は物語上で超光速的に描写されています。しかしこれは科学的実証ではなく、仮想概念と物理学的用語を組み合わせたフィクション上の表現です。現実世界の物理法則では超光速エネルギー射出は実現されていません。


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