極限を求める際、関数の値がある点に近づくときの挙動を考えます。通常の極限だけでなく、右側極限・左側極限を考慮する場合があります。ここでは、その見分け方と計算のポイントを解説します。
通常の極限とは
通常の極限は、x がある値 a に近づくとき、関数 f(x) の値がどの値に収束するかを求めます。記号では limx→a f(x) と書きます。右側・左側を意識せず、全体の挙動を見ます。
例: limx→2 (x² − 4)/(x − 2) = 4
右側極限と左側極限とは
右側極限は x が a の値に右(aより大きい値)から近づくときの極限を示し、limx→a⁺ f(x) と書きます。左側極限は x が a の値に左(aより小さい値)から近づくときの極限を示し、limx→a⁻ f(x) と書きます。
例: f(x) = {1, x<0; 2, x≥0} の場合、limx→0⁺ f(x) = 2, limx→0⁻ f(x) = 1
見分け方のポイント
- 関数が連続かどうかを確認:連続なら通常の極限だけで十分です。
- 不連続点や分岐点では右側・左側極限を計算して比較します。
- 右側・左側が一致する場合にのみ通常の極限が存在します。
まとめ
通常の極限は全方向からの挙動を考えます。右側極限・左側極限は特定方向からの接近を考え、関数の不連続や急な変化を捉えるために用います。極限の存在を判断する際は、右側・左側をチェックすることが重要です。


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