小信号増幅回路では、R₁やR₂、そしてVfgと呼ばれる電圧の配置が動作やノイズ抑制に重要な役割を果たします。この記事では、それぞれの役割や接続方法について解説します。
R₁の役割と接続先
R₁は入力信号側のグランドとの間に挿入されることが多く、回路全体の直流バランスを整えたり、ハムノイズをフレームグランドに逃す役割を持ちます。
信号側でない端子は一般的にフレームグランド(シャーシアース)に接続します。これにより、不要な電位差やノイズを低減できます。
R₂の役割
R₂は増幅回路内のバイアスや安定性に関わる抵抗で、例えばエミッタ抵抗や負荷抵抗として働き、増幅度や動作点を安定させます。
R₂が無くても回路は動作しますが、設計通りに挿入することでハムや振動に対する耐性が向上します。
Vfgとは何か
Vfgはフレームグランドとシグナルグランド間の電位差を指します。理想的には0Vですが、実際にはケーブルや機器の接続経路により微小な電位差が生じます。
R₁を介してフレームグランドに接続することで、Vfgの変動によるノイズを抑える効果があります。
ハム抑制とR₁の関係
100KΩのR₁を介してフレームグランドに落とすことで、回路内の微小なハムや誘導ノイズを逃がす役割を果たします。これは特に高インピーダンス入力や長いケーブルで重要です。
R₁が無くても回路は動作しますが、ノイズ耐性を高める意味で挿入することが推奨されます。
まとめ
小信号増幅回路では、R₁が入力側の直流バランスとノイズ抑制、R₂が回路の安定性やバイアスの調整、Vfgがフレームとシグナルグランド間の微小電位差の理解に役立ちます。
これらを正しく理解し接続することで、回路の性能向上とノイズ低減が期待できます。


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